1979年4月国文社から刊行された猫に関する詩文のアンソロジー。編集は諏訪優。装幀は清水昶、写真は武田花、本文カットは笹岡信彦、荻久保和征。
目次
- 猫の魔力=粕和平
- 猫=ボードレール
- 猫町散文詩風な小説(ロマン)=萩原朔太郎
- 猫=萩原朔太郎
- 猫の死骸=萩原朔太郎
- 猫の眼月=尾形亀之助
- 桜の木の下=阪本越郎
- 猫=高橋新吉
- 猫=山之口貘
- なぜか猫を見ると気が狂う=吉田知子
- 猫の絵草紙=森茉莉
- カナしいネコの話=八切止天
- ひとはねこを理解できない=長田弘
- 猫への思考=白石かずこ
- 猫シャンソン=吉原幸子
- 猫=桜井滋人
- わが猫 Gatta に与うる拾章=高橋睦郎
- 猫と会話する=鈴木志郎康
- 猫=松下育男
- ネコには髭がよく似合う=諏訪優
- フォーサイド家の猫=吉岡実
- 猫がいなくて寂しい=グレゴリイ・コオソ
- 共生論=松田幸雄
- 猫・凸凹=支倉隆子
- すばらしい月曜日=寺山修司
- 薬子=吉行理恵
- 夫婦と猫=諏訪優
- 好奇心=大庭みな子
- 雉の王冠=辻征夫
- 薔薇と猫=新藤涼子
- 追ひかける=望月典子
- 猫に寄せるソネット=ジョン・キーツ
- 猫=テッド・ヒューズ
- 仔猫へのオマージュ=吉田ひろ子
- 私の猫=中桐雅夫
- 前夜=岩田宏
- 猫と小鳥=岩田宏
- 猫の一日=吉行理恵
- 不定形の猫=田村隆一
- 猫九匹一連の軽業詩=藤富保男
- 秋猫記=北村太郎
- 冬猫記=北村太郎
- いやな猫=佐藤文夫
- ああだこうだといいつづけて=小長谷清美
- 驚き=リチャード・ブローディガン
- 捨て猫=村上昭夫
解説=諏訪 優