1997年1月、思潮社から刊行された野村喜和夫と城戸朱理による戦後詩に関する討議記録。討議はゲストが参加。装幀は夫馬孝。
目次
はじめに
- 吉岡実
- レポート『絶対の両義性』(城戸朱理)
- 討議『新たなる単独性』(ゲスト・守中高明)
- 鮎川信夫
- レポート『起源と反復』(野村喜和夫)
- 討議『「戦後」への違和』(ゲスト・瀬尾育生)
- 田村隆一
- レポート『荒地への意志』(城戸朱理)
- 討議『垂直性の彼方へ』(ゲスト・飯野友幸)
- 谷川俊太郎
- レポート『ラングの無限に向かって』(野村喜和夫)
- 討議『夢みられた「ラング」』(ゲスト・藤井貞和)
- 大岡信
- レポート『転調する歴史性』(城戸朱理)
- 討議『古典と現代の接続』(ゲスト・川端隆之)
- 飯島耕一
- レポート『詩のユリシーズ』(野村喜和夫)
- 討議『詩のトリックスター』(ゲスト・夏石番矢)
- 入沢康夫
- レポート『不確定の詩学』(城戸朱理)
- 討議『詩の自由のための亀裂』(ゲスト・三浦雅士)
- 天沢退二郎
- レポート『本質的な詩人の条件』(野村喜和夫)
- 討議 『「血」と「大地」に抗う外部』(ゲスト・松浦寿輝)
- 吉增剛造
- レポート『螺旋状の想像力』(城戸朱理)
- 討議「『詩の存在論的コギト』(ゲスト・前田英樹)
- 荒川洋治
- レポート『詩の虚数』(野村喜和夫)
- 討議『「ラディカル」の分水嶺』(ゲスト・福間健二)
- 総括と展望
- 『戦後詩の森を抜けて』(野村喜和夫+城戸朱理)
おわりに
人名解説