荒地詩集 1958

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 1958年12月、荒地出版社から刊行された「荒地」グループのアンソロジー。

 

目次

詩篇

  • 譚詩曲・木原孝一
  •  ちいさな船 ちいさな橋 呼ぶもの 戦いの終り 秋の夜の譯詩曲
  • 美の党員・鈴木喜緑
  •  美の党員 少年の思想 花 愛 愛 刃物 どびん
  • 八月よ、早く去れ・中桐雅夫
  •  無意味な七十行 めくらのシェリフ 八月よ、早く去れ ソネット
  • 続畸型論・城侑
  •  彼の死 復讐 美しい人 芸術家中川氏の自殺を悼んで 散歩 事件 死 プラスチック時代 理想 賭けごと 土葬 産声をあげたばかりで 列車 大事 怨恨 威嚇 所有 牛車 鯛 楽園 首のまわりに
  • 青春遺棄・牟礼慶子
  •  感傷旅行 登攀 猟人 青春遺棄 ふたつの春について さびしい人
  • あなたに・高野喜久雄
  •  ひとりの友に 今はもう あなたに あなたに ひごりごと 言葉とあなたに 石を抱く
  • 瞼の裏では・中江俊夫
  •  失う ふくろう 昆虫 古い門の精 卵 その男 夕方 ベンチの上で 瞼の裏では
  • さざなみは海を渡つても・鮎川信夫
  •  夏を送る即興詩 さざなみは海を渡つても
  • 料理と新聞・内海泰
  •  料理と新聞 死者の独白 夜逃げ 風洞 漁夫の娘
  • 椎骨のない昼・関保義
  •  椎骨のない昼 幕間
  • 五月のわかれ・石原吉郞
  •  狙撃者 葬列列車 サヨウナラトイウタメニ 五月のわかれ 夜がやつてくる 事実 くしやみと町 風と結婚式 絶壁より ヤンカ・ヨジエフの朝 デメトリアーデは死んだが その朝サマルカンドでは 最後の敵 粥岬と木がらし 霧と町 さびしいと いま 夜の招待
  • 花火の夜・衣更着信
  •  台風 花火の夜 スウイフト 風船丸 夏の姿 星洞窟
  • 第二の誕生・栗山脩
  •  まだ明けきらぬうちに この山のない空の下で 岩の影
  • 晩夏・三好豊一郞
  •  追辞 引力 晩夏
  • 巫女がよい・尾花仙朔
  •  巫女がよい 反芻
  • 目は開いているか閉じているかだ・野田理一
  •  未決定時間の接続 アルミのネクタイ 終発車は充分である 十五ダースの空箱 最も新しいもの 絶望の中の電気器具の形をした存在 値のわからない天使と風の音 目は開いているか閉じているかだ 空間などはどこにでもある 状態の物質性 週末旅行 架空の雨は急いで終末から到着する コカコラの空瓶 無期延期

詩劇

  • 部屋・谷川俊太郞
  • 『ローゼン・モルゲン』・加島祥造

エッセイ

座談会

「荒地」の功罪・関根弘 中村稔 片桐ユズル 山本太郎 嶋岡晨 関口篤 伊藤尚志

 


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