1994年5月、河出書房新社から刊行された芳川泰久の評論集。装幀は東恩納裕一。
目次
この本はいかに書かれたか――あるいは”温度差”の発見
Ⅰ
- 熱力学的ディスクール
- 夢の書法
- 漱石的風景を読む
- フロイト的地勢図を読む
- 鏡と女
- 漱石双籍・送籍・僧籍という署名
- 機知とユーモア
- Esの発見――『道草』という強度
Ⅱ
- 「父の名」と翻訳――『三四郎』を読む
- 性愛の紋章学――新聞小説としての『それから』
- 「声」の検閲――『こゝろ』の話法を聴く
あとがき
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