1953年10月、黄土社から刊行されたこばやし・つねおの第2詩集。
目次
- 鶏の歌
- 健康保険被保険者証について
- がまぐちのうた
- 夜あけのさまを
- 春よ まずしき子らの上に
- 梅の花
- 電柱は立っている
- 崖の上にねむっている男
- 朝の祝福
- 茨城の玉ねぎ
- 夏がやってきたならば
- 中央線電車の折返し点 東京駅
- 夕刊売りの女の子に
- サンドイッチマンの行方
- ある秋の日の夕ぐれに
- 君たちは今夜もまたやってきた
- 一九五一年の正月
- 腹帯の日
- 秋
- 鬼怒川の秋
- 海
- 久々の鬼怒川に
- 雪もよいの鬼怒川岸
- 日本の位置
- 立川駅前の宵
- 夜の貨物列車
- コンパス
- 建築について
- 仲よくなれぬおやじ
- 北多摩の冬に
- 小河内谷のじじいが歌
跋 野間宏