1934年9月、大雄閣から刊行された土井晩翠(1871~1952)の随筆集。装幀・扉は岡本一平、見返しは木下義謙。
目次
序
- アルプス山首先の登攀
- 苦熱の囈語
- 華嚴經と新井奧邃先生
- 雨の降る日は天氣が惡い(四章)
- 祝ひの文
- 漱石さんのロンドンに於けるエピソード
- 學生時代の高山樗牛
- 井上準之助と高山樗牛
- 銷夏漫筆
- 隨筆と醉筆(五章)
- 隨筆と日誌(五章)
- 神祕的事實
- 政治家の風格
- 名犬の由來
- ミルトンについて
- 無題録
- 噓か、實か
- それからそれへ
- 二高生ものがたり
- 襟を正して
- 東鄕元帥
- 野口英世博士の生家を訪ひて
- 子を喪ふ悲み
附録
照子の思ひ出で
人名索引