1980年1月、海風舎から刊行された入江元彦(1923~1993)の詩集。装幀はベイ・Argus。入江は坂口安吾に師事。1946年に福田律郎、小野連司、秋谷豊らと「純粋詩」を創刊。
目次
Ⅰ
- わが水底から
- 骨について
- 舞い
- わが魔窟から
- ペルセウスの血肉
- ゴルゴン
- 角のタワー・残された海
- エリート悲歌
- 春は行き
- かかれ定年よ便器よ
- 海と獣
Ⅱ
- 右手のためのエピグラム
- 序詩
- 沼地にて
- 猫眼虫
- 毒きのこ
- 極段上
- 3cmエレジー
- 失禁
- 大俎板
- 聖橋
Ⅲ 1946~
- 乳癌
- 太陽ですら黒点があるのに
- 鳩の眼の物語
- 明方に酔っぱらい、タルホ氏ホタルを取っている
- 大きな足
- プレリュード<近代の灰神楽〉
- 屏風絵風な即興曲及び一つの讃歌
- アルゴス仮面で
- 何故に
- 鹹湖
- 悦楽の空
- のみくだす鳩
- 白いつぶて
Ⅳ