詩人の肖像 伊藤海彦編

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 1983年10月、かまくら春秋社から刊行された詩人評伝集。編者は伊東海彦(1925~1995)。装画は山むろしんじ。

 

 ここに集められたのは、その生涯において何らかの形で鎌倉と縁の深かった詩人たちの肖像である。いわゆる詩形式の作品を書いているからということだけでなく、編者にとってその本質が詩人と思われる作家をとりあげている。むろんここにあげられた詩人だけがすべてではない。なお鎌倉とつながりのある何人かの重要な詩人たちがいるが、残念ながらそれは次の機会にゆずりたい。それぞれの詩人について知悉し、洞察力をもったすぐれた執筆者の協力を得たことは編者の私としてはこの上ない幸せだった。そのおかげでこの書物はすでに書かれているこれらの詩人たちの肖像に、さらに新鮮な肉付けを与えるととができたと信じている。
(「まえがき/伊藤海彦」より)


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