1941年6月、秩父書房から刊行された俳人・松根東洋城(1878~1964)の随筆集。装幀は礒部草丘。東洋城は夏目漱石の門下生。
目次
- 黛
- 三枚續
- 文鳥の卷
- 夜光虫の卷
- 橋杭
- ちゆちゆむさん
- だらりの鐘
- むらさき
- 海三景
- 笹子峠
- 花吹雪
- 永久王の御句
- 蕪島
- 緋の御袴
- 蠶心中
- 偉大
- 天龍川を下だる
- 變な手紙
- 洛陽春風帖
- 水渺々
- 月光が流れる
- 東北を歌はばや
- 鮎
- 或る丘の上の別墅
- 私の葉鷄頭
- 路次の風光
- 吸物の車鰕
- 冬の妙義
- 金華山
- 月の槍ケ嶽
- 久遠の洋に新な好き日
- 日本の小さな詩
- 落葉の賦
- 川中島
- 春睡
- 居るまゝ在るがまゝに
- 一切は敎ゆる
- 落葉秘事
- 雪
- 鶲