1985年6月、講談社から刊行された矢野克子の第16詩集。装画は田崎廣助、見返し画は鎌倉秀雄、題字は矢野豊子。
目次
序詩 空よ
序 井上靖
第一章 空よ
- 空よ
- 箱根連峰夕映え
- 鈴鹿山脈は夏に向うか
- クリスマスの花
- 山は雪
- 雪明り
- 雪のファンタジー
- 彼岸会
- 千曲川
- 山は緑
- 赤松
- パンパスの夏
- 待つ間
- よりそう心
- 蛍と会津行
- 東は東
- オリーブの里
- いのちはどこへ
- 新年月明
- 彦根路
- 夕陽は真紅に燃えた――赤坂繁太氏追悼
- 人間国宝――鎌倉芳太郎先生追悼
- 画伯のアトリエ
- 丹精の花
- 思いあらたに――還暦讃歌
第二章 花とわたし
- 早春の海
- 炎えるハイビスカス
- さくら
- 花の褥
- いのち
- 投網――亡夫十年祭を迎う
- 新緑の雨
- 時雨――野平とみさん追悼
- 白梅山荘の主――竹内茂代博士追悼
- 海――ふるさと
- すばらしき沖縄――海洋博讃歌
- 男の花道――大浜信泉先生の葬儀
- エリカの詩人逝く――杉本駿彦氏追悼
- みはてぬ夢
- 炎の花
- 水中眼鏡
- 人間の是非
- 早雲山に霧
- 郵便箱に待つ手紙
- 水平線上に汽船が一隻
- 箱根三山――明星・明神・金時山
- 空
- 生命の欲求
- 画伯の詩情
- 百合の白さのしみる日々
- 宮城野の萩
- 有明海の澪
- 弓張月の早春
- 新年の花
- 古賀秀夫先生讃歌――国立福岡中央病院院長
- 春雷
- 桜ふぶき
- グロキシニア
- 夏の花
- 立秋の夕顔
- カランコエ
- 光永先生追悼
- 最後の対面――吉田弥三先生追悼
- みづきの花
- 浜木綿
- 花とわたし
- 雲の饗宴
- 帰心矢の如し
- 孔雀シャボテン
- 挽歌――加藤愛夫さん
読後に寄せて 花村奨
あとがき