1947年1月、弘文社から刊行された小野十三郎の詩集。装幀は池田克巳。
目次
- 雀の宿
- 大海邊
- 日本冬物語
- 街を歩く妖精
- 夕暮の水の中で
- 夢
- 遠望
- あの頃に讀んだ本のこと
- 成瀬政男
- 昔の塲所
- 砲塔旋盤について
- 針葉樹帶へ
- パイプの話
- 河川生産物No,1
- 航空機用アルコールについて
- 自轉車について
- 穴
- 諸機械たち
- 鳥影
- 海岸の女竹
- 惜別
- 深夜の出迎へ
- 空赤し
- 車内で
- 脱走者
- 吹雪の中ノ
- 紙鳶
- 慶州
- 井邑の人
- 或る日
- 惜別
- 足音
- 海
- 小旅行より
- 雀の宿
- 精神と物質
- 葦の中の小さな水たまり
- 地平を見てゐると
- ある荒漠
- 倒さまにうつつてゐる影
- 枯葦の葉末に
- 未發逹的段階
- 海の方へ
- 河口に
- 痕跡
- 子供に
- 夢幻集
- 紫の花
- 廢墟
- 鶴
- 物質の原にて
- 不當に「物」が否定されたとき
- 農十二篇
- 放棄の歌
- 小鳥たちの風景の記憶について
- 夜の葦
- 精神と物質
- 新椿海
- 窓から
- 世界の第四百六十五位の工場地帶で
- 志留利亞
- 夜の雲
- ぼうせきの煙突
- 石炭搬ぶ海のほとりで
- 海中の櫓
- 天平雲
- 夜の雲三篇
- 植木棚
- 金山
- 四國のボーキサイト
- 土用波來
- 浪曲記
- 夜食
- 波荒き日に
- 鑛石標本
- 門
- 兇器携帶者
- 途上
- 星
- 夢
- 近づく
- 十一月の或る日の空
- 小詩篇
- 曇り日
- 曇り日
- 熊虻
- 暗い櫻
- 夕暮の水の中に
- 野茨
- 般若
- 吉野の羊齒
- 六甲閑居
- 東奔西走
- 鳥に寄せて
- 鳶
- 雀
- 農村のことども
- 壞滅
- 日本海