2013年7月、思潮社から刊行された船越素子の詩集。写真は坪谷昭夫。附録栞は木村文洋「真理の言葉、合言葉、そのはざまの言葉」。
目次
- もう、雪だらけ雪女
- 窓の歳時記
- 降臨
- 歩行するブロッコリイ
- 夢に還る日
- 箪笥の中の骨
- 深大寺でくるみさんにあう
- だから私は怒るしかない、と呻く霙の街よ
- 後方から落下するもの
- 上野の森で雪舟に会う
- 憎むほど愛していたのかもしれないTへ
- 青荷 night 舞踏の夕べ
- 弘前 night あるいは雪の塑性
- 青森 night
- 凍結少女たちのダンス
- 夜の様式
- 痕跡の犬たち
- ドアをあけると
- 鳥肌日和り
- ヒロシマ、わたしの恋人的
- 虐殺された季節の記憶
- 北狄旅団記
- あの、よるべない風
- 流刑地で
- ヨーゼフ・Kの再訪