1989年12月、思潮社から刊行されたエリック・サティ(1866~1925)の詩集。翻訳は藤富保男(1928~2017)。カバー、扉、本文中の絵は八木美穂子。表紙、「スポーツと嬉遊曲」のイラストは藤富保男。
目次
・スポーツと嬉遊曲
- 序
- 食欲をそそらないコラール
- ブランコ
- 狩
- イタリア喜劇
- 花嫁の目覚め
- 目かくし鬼
- 魚釣り
- ヨット競技
- 海水浴
- カーニヴァル
- ゴルフ
- 蛸
- 競馬
- 陣取り遊び
- ピクニック
- ウォーター・シュート
- タンゴ
- そり
- 恋愛ごっこ
- 花火
- テニス
・一世紀毎と瞬時の時間
- 序文
- 一 有害な障害物
- 二 朝の薄明(正午から)
- 三 花崗岩の狂気
・大きな木の男のスケッチと誘惑する目付き
- 一 トルコのティロル舞曲
- 二 やせた踊り
- 三 スペイーン
・ひからびた胎児
- 一 ナマコについて
- 二 甲殻類について
- 三 柄眼類について
・~子供のピアノ曲~
- その一 かわいいお噺
- 一 お豆の王様の戦争の歌
- 二 チュウリップ姫の言ったこと
- 三 アーモンド入りチョコレートのワルツ
- その二 すてきな子供たち
- 一 一日への小さい前奏曲
- 二 子守唄
- 三 大きな階段の行進曲
- その三 しつこいいたずら
- 一 大きな頭をしている友だちにやきもちをやく
- 二 友だちがバターの付いたパンを食べても
- 三 足にタコがあるから 人の輪まわしの輪をとったり
・三つの愛の歌
- (一)
- (二)
- (三)
・自動記述
- 船について
- ランプについて
- 鎧について
・官僚的なソナチネ
・あらゆる方向に向けられた数章
- 一 おしゃべりの女
- 二 大きな石を運ぶ人
- 三 閉じこめられた者の嘆き(ヨナとラテュード)
・最後から二番目の思想
- 一 牧歌(クロード・ドュビュッシィへ)
- 二 朝の歌(ポール・デュカへ)
- 三 瞑想(アルベール・ルーセルへ)
・気むずかしくて気取った三つの上品なワルツ
- 一 彼の姿
- 二 彼の鼻眼鏡
- 三 彼の両脚