1976年3月、朝日出版社から刊行された河崎征俊(1944~)の第1詩集。著者は千葉県生まれ、刊行時の職業は大学講師、住所は杉並区成田東。
目次
- 1 変容
- 2 昼の想い
- 3 断章
- 4 別れ
- 5 幸福とは何
- 6 君を理解できる者は
- 7 雨が暗闇につつまれて
- 8 秋風に
- 9 夢を求めて
- 10 君は飛び回っていた
- 11 夕陽に
- 12 灰色の裏切り
- 13 秋のふち
- 14 欲望の儀式
- 15 おき忘れた時
- 16 悲しみを浴びても
- 17 落ちゆくもの 1
- 18 無題(七月のある夜のために)
- 19 海(ある夏のために)
- 20 昨日の幻人
- 21 待っていよう
- 22 過ぎゆくものは?
- 23 たそがれに
- 24 信じえたこと
- 25 虫が秋を愛したら
- 26 酒が埋葬したもの
- 27 だから
- 28 かけら
- 29 漂う心
- 30 悲しみが死に絶えていった
- 31 R嬢に
- 32 閉ざされた沈黙
- 33 言葉の裏は空洞の広がり
- 34 出会いの中に別れが含まれている
- 35 背教
- 36 君のあの顔
- 37 ねがい
- 38 散策
- 39 冬の間隙
- 40 冬の空のひかるのをみる
- 41 夢で会った人
- 42 秋冷に寄せて
- 43 秋の想い
- 44 夏の日のリメンバランス
- 45 ネオンの光
- 46 キャンバス
- 47 たましいの憂い
- 48 清らかなその光
- 49 威力
- 50 Xの幻影
- 51 埋没した落胆の悲劇
- 52 陽炎のゆめ
- 53 夕焼け雲の色に
- 54 夜
- 55 難解
- 56 澄んだ鏡
- 57 そして私は
- 58 枯葉 ―秋の基標として―
- 59 なんじマドモアゼルよ
- 60 渚にて
- 61 風船に寄せて
- 62 深夜
- 63 冬の枯野に舞いおりた小鳥
- 64 朝日にゆあみした雨後の道
- 65 わが思想の生命
- 66 光の割れ目
- 67 またあのように
あとがき