1954年6月、白玉書房から刊行された三國玲子(1924~1967)の歌集。装幀は三國恭三。潮汐叢書第18篇。第2回新歌人会賞受賞作品。
目次
・昭和二十二年
- 光
- 望鄕歌
- 雪の詠唱
- 風の音
- 津輕早春
- 若き世代
- 友を悼む
- パンを燒く
- ミシンライト
- 移る季節
- 初冬行
・昭和二十三年
- 橋の上
- 路傍
- 裁屑の中に
- 空を指す枝
- 汀の草
- 白鳥の湖
- 遠き窓
- クリスマス・カロル
・昭和二十四年
- やさしき鐘
- 小さき抵抗
- 海を戀ふ
- 初夏雜唱
- 虹
- 植物園寸描
- かがやくグラス
- 終止符
・昭和二十五年
・昭和二十六年
・昭和二十七年
- 海ぎし
- 眼鏡
- 折折
- 縫閑期
- 三月
- 紅き支那服
- 美術館
- 或る終末
- H夫妻
- 中禪寺湖畔
- 帽子
・昭和二十八年
- 毛絲のブーケ
- 幼子
- 扉
- 父・母
- 別離
- 假縫の歌
- 小旅行
- 夜の槻の木
- 針傷
・昭和二十九年
- 雪降る街
- 繪を描く母
あとがき