1977年5月、オリジン出版センターから刊行された縄田林蔵(1900~1982)の詩集。初期詩集の合本。著者は神戸生まれ、刊行時の住所は茨城県守谷町。
目次
前がき
・詩集 けがれた王座
- 忘れっぽい人生
- 永遠への思慕
- 空虚は犬の尻尾です
- 淫らな街の詩
- 失業者と木の芽立ち
- 毀れ易い玩具の寝台の中で
- 娼婦の乳房:
- お釈迦とダダイストと私
- ボードレールを想う
- 晚餐
- これからの詩論
- 街は挨っぽいですよ
- 夏の工場と妊み女
- 夏の素描
- 聖愛と夢精
- 盲腸と墨汁
- 無題詩
- けがれた王座
- 五月の打情詩
- RUTEN-SACKとLOVE
- MADAMに寄せる詩
- 錯乱
- 受難の合唱,
- 冥府に旅立つ詩
- 娼婦の死とその頃の私
- 公娼廃止
- 涅槃
- 断想私見
- 断章十章
- 幸福な人生について
- お祈りは万病の霊薬です
- 黒い馬に乗って
- 浅草の心臓になりたいのです
- 老子の小便
- 本来空
- 爪のない指
- 霜枯れの街
- 十月の海
- 八月の思念
- 岬
- 破船
- 魂
- 鎖
- 反逆
- 吉原の話
- 浮ぶ瀬のない
- 朝の挨拶
・詩集 銭と星
- 序詩
- 町
- 下默
- 風
- 銭湯
- かくれんぼう
- 馬糞
- 金銭
- 祭礼
- 銭と星
- 海
- 波
- 碇山
- 再度山
- 和田岬
- すすき
- 秋
・詩集 天皇と麦踏
- そばの花
- 一粒の米
- 陸稲刈り
- 言葉
- 霖雨
- 明治節
- 蛇蝎
- 甘藷
- 苗半作ときかされたが
- 甘諸掘る朝
- 黄菊の花
- 夕暮
- 木枯
- ポッダム宣言
- デモクラシ
- 大根の話
- 天皇と麦踏
- 肥桶と略歴
- 春の仕度
- 鴾色の朝
- うんこの詩
- 牛