1968年、梅田画廊から刊行された詩画集。絵は脇田和(1908~2005)、詩は住吉弘人、レイアウトは生尾慶太郎。
この度の個展を記念してここに一冊の詩画集をつくり、親しいかたがたに差上げることを私はこの上なく嬉しく思う。
これを企画して下土井憲治さんには心から感謝せねばならない。私のつたない絵をもって一冊をまとめることはどうにもおもはゆい気持を禁じ得ないたまたま住吉弘人さんの詩を頂戴することが出来私のスケッチブックは一躍光彩をはなった、まことに幸に思う。
また、レイアウト添えくださった生尾慶太郎さんへ、印刷にあたってお骨おり頂いた古城一明さんに厚くお礼を申したい。
私は、望む、この詩画集がいつか私の追憶の一冊として、どこかに残ることを。
(「あとがき」より)