1995年10月、砂子屋書房から刊行された永塚幸司(1955~1994)の全詩集。編集委員は鈴木比佐雄、田村雅之、山根研一。年譜作成協力は永塚一男、岡庭幸江。
目次
・初期詩篇 (1968~76)
- 雨
- 宿命
- 別離
- 気球
- いちじくの葉
- 雲
- かげろう
- 嵐
- 女生徒
- 地球儀
- ポチの墓
- 風の戦場
- 若葉
- 鐘
・『階段』時代(1976~1980)
詩集『階段』
- 階段
- 疲労
- 五月の暦
- 流れない風
- 朝のうた
- パニック
- 秋のうた
- 王冠
- 都会の慰め
- 夢みる
- 朝までに墓になる話
- 礼服の日
- 橋
・『階段』時代雑誌発表作品
- 縁日
- 彼岸
- 初夢
- シャワー
- ネクタイ
・『階段』時代未発表作品
- 別れ
- 駅
- 木乃伊
- 夜のうた
- 車窓から
- 延命
- せみ
- 海
- 狂詩曲
- 聖性
- 幻花
- レクイエム
- 悲しみ
- 処刑
- 写真
- バースデイ
- 五月に
- 通勤
- 灰紅
- 蜃気楼
- 明治のガラス
- 音水系
- 疲労
- 秋
- 黄昏
- 蒲団
- 白い照準
- 冬の火
- 風の約束
- 調律師の夢
- 白色風景
- 織姫街道
- 道
- 糸を引く
・『果糖架橋』時代(1980~83)
詩集『果糖架橋』
- 帽子の気配
- 棺桶林
- 果糖架橋駅
- バケツの夢
- ロールシャッハ出納
- 高架の敵
- 午前四時に飲む水
- マリオネット経線
- 果実のなかを馬が走る
- 忘我の貴婦人
- デンティストの欲念
- 丸の内幻想
- ドビュッシーの掘割
- マリアの鍵
- うたかた会議
- 水車菜
- マーガレット飢饉
- 毒出し
- 抗い
・『果糖架橋』時代雑誌発表作品
- 菜洗いの夢
- 夕陽と墓
- バイオリン出納
- 鳴り止まぬ果実
- 聖橋の日
- 周航の日
- 発光企画体
- 衝立の向こうの菜
- 母の履物
- 図鑑と秘話
- さいごの礼拝
- 水曜亭の酒杯
- 集約と風
- パラソルパワー
- 色彩もまた疲労する
- 虻の超勤
- 尾行通信
- マーガレットしぶき
- 水母
- 恋の準備、死の準備
- 花倉庫
- 最終性器
- あげは
- 鐘
- 黒衣の加担
- ラット必衰
- 瑕瑾パレット
- かりんとうさえ敵となる
- A子とB香の現われ方
- 美貌の休暇
- 庭に在る日
- ペンギン
・『果糖架橋』時代未発表作品
- 恋人の絵
- あげは層
- 光を病む
- 羅患の日
- 乾性気団
- 0(ゼロ)と聖書
- 冬の日
- 百合子の周期
- ウサギづくし
- 音水系
- 聖橋の日
- 焼き付け
- 八重洲の砂
- 果糖架橋
- 死という花嫁に
- 果報の数理
- パニック
- 海と燔祭
- 激色(げきしき)
・『梁塵』時代(1983~86)
詩集『梁塵』
・『梁塵』時代雑誌発表作品
・『梁塵』時代未発表作品
- 未央の周期
- タバスコ戦争
- ナッツ、充填
- ガソリン
・『磁気のフズリナ』(1986~91)
- ニスの荷造り
- 理路の待ちぼうけ
- 前庭のウサギ
- ルビの海岸線
- 磁気のフズリナ
- ホッキョクジリスに襟を与えて
- 犀利な白鳥
- ビーズ考
- 変装の犬のポワント
- 樟脳
- 蟹を入れて生かす
- アイリス
- 器官(オルガン)
- 記された日
- サルビア飢饉
- 秋刀魚のシミ
- 木琴を汲む
- 玉葱美人
- 巣はうまいか
- アンスリウム鉄路
- 扇考
- 空似の点滴
・『磁気のフズリナ』時代雑誌発表作品
- 羊歯の蛇足
- 五反田のヴィオラ
- 夢を曲げないで
- 発疹と飼い葉
- ハレーション
- アダージェットの長靴
- カープランク
- 墓地と液果
- 埠頭のながくなる歌
- 鍵
- 鬼百合追い
- 死について
- 月の光
- 神楽坂
- 用度の土
- 竜頭
- つむじ風
- 街
- 築地の石
- その錯覚、触角
- 鉄のイロハニ
- 一蓮托生
- 測光のイルカ
- 般若
・『磁気のフズリナ』時代未発表作品
・『磁気のフズリナ』以降(1991~94)
- 詩集『磁気のフズリナ』以降雑誌発表作品
- 謝肉祭
- あめんぼう譜
- 粉雪
- クリスマスの機嫌
- 魚
- 百合描
・詩集『磁気のフズリナ』以降未発表作品
- 百合描
- 祇園
- 囲み
・年代不明作品
- レントの卵
- らら嵐
- 死について
- 歯科のあと
- 瑕疵づくし
- ネカの推移
- 永代
- 魚籃の色
- 奥歯のスケジュール
- 瞋志のR
- 神楽坂
- シンビジウム
・「遺書」幸江さんへ
年譜