大木よね 三里塚の婆の記憶 三留理男編

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 1974年3月、田畑書店から刊行された三留理男(1938~)による大木よね(1907~1973)の聞き書き

 

目次

  • 序 よねにとっての三里塚とは
  • 第一章 生きることへ専念する
  • 姉の家にもらわれてきたこと 七歳のとき子守り奉公に出されたこと よねが生まれた頃の世の中のこと 八街のこと
  • 第二章 到達点なき漂流
  • 富里や横浜や砂川へ流れたこと 最初の男のこと 成田山新勝寺と女中奉公のこと 戸板を並べた露店のこと アサリ屋の旦那のこと
  • 第三章 なぜ「鬼熊」「阿部定」か
  • 三里塚で行商したこと 鬼熊に惚れこんだこと 鬼熊の映画を何度も見物したこ  阿部定に思い入れしたこと
  • 第四章 日本刀と三人目の男
  • 三番目の夫、大木実のこと 町場から取香に来たこと 密造酒を売ったこと 農民党と日本刀のこと 実が死んだこと
  • 第五章 錯綜する戦前と戦後
  • 兵隊を見送ったこと 戦争に敗けたこと 戦前と戦後が ごちゃごちゃであること 村八分にされたこと 放浪がつづいていたこと
  • 第六章 タバコ銭だけあればいい
  • タバコ銭にも困ったこと それでも働かなかったこと 三里塚闘争がはじまったこと 日共と霊友会のこと 血が流されたこと
  • 第七章 抵抗の中でつかんだ確かなもの
  • ”世間さま”と五分につきあうこと こわされた取香の家のこと クソ袋と地下壕のこと 神様のたたりのこと おらのせんそうのこと
  • 第八章 よねの「ケンカ」と「せんそう」
  • グラフで見るよね その周辺 その「せんそう」

あとがき

 

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