2000年7月、詩人会議出版から刊行された市川清(1933~)の第1詩集。表紙は市川正三。第29回壺井繁治賞受賞作品。著者は京都市生まれ、刊行時は「詩人会議」副運営委員長。住所は千葉市若葉区。
目次
- 八月と向日葵
- 雄鶏たち
- フクロウの時
- 爪の気配
- 無言の緑
- 鬱金色のイワナ
- 世紀末はうつぶせになって
- 青ざめる秋
- 満月のカッパドキア
- コノピシュチェ城
- ロカ岬に伏す
- 小雨降るコルドバの少年
- セントラル・バークの蛍
- やさしい風習
- 明け方から犬が
- 記憶の遠近法
- 剥がれない記憶
- 砂漠をめくると
- モグラが噛む
- ゴリラ
- 女たちへのオマージュ
- <ぶれ>の研究
- 日曜日の過し方
詩の鉱脈 秋村宏
あとがき