1943年6月、大日本雄辯會講談社から刊行された須川邦彦の長編小説。装幀は田代光、絵図は北宏二。少國民の日本文庫。
目次
- 中川船長の話
- 龍睡丸出動の目的
- 探檢船の準備
- 大西風
- 世界の海員のお手本
- 故國日本へ
- 海龜の島、海鳥の島
- パール・エンド・ハーミーズ礁
- 暗礁めがけて
- 待ち遠しい夜明
- 傳馬船も人も波に―
- 波の上の綱渡り
- 龍睡丸よ、さらば
- みんな、はだかになれ
- 命の水
- 四つのきまり
- 心の土臺
- 火をつくる
- 砂山つくり
- 見張番
- 見張りやぐら
- 魚の網
- 海鳥の季節
- 海龜の牧場
- アザラシ
- 寶島探檢
- 無人島敎室
- 鹽をつくる
- 天幕を草ぶき小屋に
- 龍宮城の花園
- 學用品
- 茶話會
- 鳥の郵便屋さん
- 草ブダウ
- われらの友アザラシ
- アザラシの膽
- アハウドリのちゑと力
- 川口の雷聲
- 船だ
- 的矢丸にて
- よろこびの朝
- さらば、島よ、アザラシよ
- 母國の土