1939年4月、朝日新聞社から刊行された清水安三(1891~1988)による伝記。著者は桜美林学園創設者。
目次
・第一部 朝陽門外―戰火を超ゆるもの―
- 戰跡を低徊する
- 支那內地を一巡
- 胡適君の主戰論
- 宋美齡を訪ふ
- 七月七日の當日
- 妻子は旅順に避難
- 砲聲を聞きつゝ芝居
- 何處に嵐が吹くのやら
- 北京を戰禍から救ふ
- 沈着同赴國難
- ニコライ神父を偲ぶ
- 今夜が危いのだ
- 通州から潰兵來襲
- 朝陽門外を爆破
- 獨逸人シルレル博士
- わが生涯の願ひ
・第二部 崇貞物語―淸水安三自傳―
・第三部 活ける供物―淸水美穗の生涯―
- 『伊吹の記念』
- 米倉の迷ひ小雀
- 若王子山上の祈り
- 塵紙に包んだ四十圓
- マニラの小母さん
- 兵火の北京へ歸る
- 祈禱以前の恩寵
- ババ、しつかりおやりなさい
・第四部 相應しき者―小泉郁子の半生―