1939年5月、白揚社から刊行されたアン・リンドバーグ(1906~2001)の旅行記。翻訳は石田アヤ。2004年、白水社から中村妙子による新訳が刊行されている。
目次
譯序
序―チャールス・A・リンドバーグ―
I サンチアゴ
- 1 追ひ風
- 2 着水できるのか?
- 3 太西洋橫斷飛行基地
- 4 「シヤックルが欲しいのですが」
- 5 どこで眠るのか?
- 6 「私はこゝの主任です」
- 7 他にも部屋があつた
- 8 翌朝―それから
- 9 「ブラジル?とボタンを捻つて言ひました」
- 10 ダカールへもどるか
- 11 無電連絡
- 12 黃熱病
- 13 からつぽの箱
- 14 「着水許可の光榮を……」
- 15 あの丘の無電塔
II バサースト
- 16 今度は英領
- 17 智慧の輪遊び
- 18 防禦線の數々
- 19 早朝の出發
- 20 「もし夜明けに出れば―」
- 21 「もし風があれば―」
- 22 「太陽と星もわがもの」
- 23 「月の光で」
- 24 「もし夜出れば―」
- 25 地に繫がれて
- 26 手はまだある
- 27 「聽け! 風を、そは今や立ちのぼり」
III ナタールヘ
- 28 私の小さな部屋
- 29 夜
- 30 遠くの燈臺
- 31 晝
- 32 「灯はすべてともされて」
- 33 「こゝろ閉して海を忘れむ」
附錄 チャールス・A・リンドバーグ