1993年9月、安藤出版社から刊行された下津雅俊(1932~)の第3詩集。装幀は森下タカ子。著者は和歌山県生まれ、刊行時の住所は大阪府藤井寺市。
目次
推薦の言葉 隅田康男
- 道
- 台湾海峡
- 時間
- 病める庭園
- アリの世界
- 処女慕情
- 冬
- 蚊
- 呼び覚せ
- 夜の呼吸
- 鉄鋼建築
- カーブ
- 考える
- ヘリウムのようなガスと涙と
- 帰路
- 精神分裂者の絵
- 夏の坊っちゃん
- 記憶の葦の潮鳴
- 夜の現場で
- 鋳造場のサムソン
- 水虫
- 冬
- 療養日記
- 病めるカマキリ
- 昼夢
- アトム
- 胸に積む石
- 泡の中
- むなしき予感
- 春の手術室
- 山のサナトリアムで
- 静かなる怒り
- 死の灰
- 状況報告書
- ぼやいたれ
・エッセイ
- 抒情の問題
- 詩学習への参加
- 子供の詩
- 言葉がナマいと云うこと
自らを語るために――下津詩集に寄せて 倉橋健一
私の詩歴(あとがきにかえて)