来者のこえ 続・ハンセン病療養所からのメッセージ 島比呂志

 1988年9月、社会評論社から刊行された島比呂志(1918~)のエッセイ集。装幀は貝原浩。

 

目次

ここは日本か 序にかえて

第一部 米者の紙碑

  • 跣足の詩人――大江満雄「癩者の憲章」
  • 来者の紙碑――越一人詩集『違い鷹羽』
  • 未来を考える――『姶良野』通巻二百号に思う
  • 「奇妙な国」の五十年史――『名もなき星たちよ』に寄せて
  • やさしい軍医さん――アーロン収容所の大島先生
  • 二本の杖――句集『杖國』を読んで
  • 「ひとつの世界」の祈りが天に通ず――ごかい『わしらの街じゃあ!』
  • 里帰り――菅龍一『おじいさんの手』
  • 文学賞について
  • 拾う神ありて――『尾崎一雄文庫』によせて
  • 隠しつづけて――米軍機が落とした「落下傘ニュース」
  • ”本人の選択”ということ――『”早期発見・治療”はなぜ問題か』に寄せて

第二部 差別の根源

  • 片居から抹殺へ――癩差別の歴史的考察
  • 生きつづける「隠喩としての病」――頬とエイズ
  • 愚弄される癩――医師の発言をめぐって
  • その後のこと――転換期に直面する癩園の内外
  • ハンセン病医療を考える――国本衛「医師不足解決への道」を読んで
  • 「医療保護法」の制定を――成田稔「ハンセン病療養所と老人二法」を読んで
  • 差別の根源――「らい予防法」を考える

資料
<1>今「らい予防法」の改正がもたらすもの
<2>「らい予防法」改正問題について

解説――希望のメッセージ 大江満雄

 

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