1978年12月、私家版として刊行された藤本直規(1952~)の第1詩集。制作は黒瀬勝巳、イラストは鷲見四郎、カバー題字は金森務。刊行時の著者の住所は京都市左京区。
目次
・子供たちへ
- 子供たちへ
・ケンの魂
- ケンの魂
- 少年の唄
- たそがれ
- 二十二歳
- 俺たちに明日はない
- 鳥が逝く日
- 都市
- 二十三歳
- 愛し合うものたちのために
- 愛情
- 私が私であることのために
・フリージアの日
・流れゆく中で1
- 美しき男
- 美和にとって
- 少年
- 花嫁
- 手
- そして
- ある春の
- いつもこのようにして
・流れゆく中で2
- 自動販売機
- 掃く
- ドライ・フラワー
- マリーヌ
- 怒れる鳩
- 秋に思ったこと
- 林檎
・解体へ1
・解体へ2
- 骨が腐る
- 発熱する
- 喀痰する
- 目薬をさす
- 湯を沸かす
- 階段を昇る
- 横切る
- 銭湯へ行く
- 湯へ入る
- 脱糞する
- テレビを見る 首都騒乱の図
- 目撃する
- 解体する 解剖室にて
- 契約する
- 点灯する
- 目覚める
- 朝起きられない
- 枕をかえる
- 眠れない
- 夢をみる
- 金属の上を歩く
- 管を思う
- 車窓から見える小さな湖の処理法について
後記