1970年8月、思潮社から刊行された姜舜の第1詩集。装幀は粟津潔。
目次
- 序詩
- ひそかな魂
- 清冽な朝
- 笛
- ナルナリ
- 父よ
- 鴉
- パンチョッパリの歌
- 北青先生
- 晩秋
- 春の野
- その日うちの学校では
- 子供たちよ
- 秋の歌
- 苛烈な教訓
- 裏町の雄鶏(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)
- キムチ
- 朝鮮部落
- 蛇口
- 同町同番地のひとたち
- ほのかな一瞬
- おくりもの
- それはどよめき揺れて
- 蟋蟀がぼくを寝かさない夜
- 泉の記憶
- 駱駝がきた夜
- 跫音
- 暴走するおれのために
- 他意のない来訪
- 我執の鬼
- ガラガラヘビの行方
- 酒樽
- 冷たい血
- あらたな信号
- 拇印
- 帰国船
- この道
- この郷愁(Ⅰ・Ⅱ)
- 青い影
- 八月に想う
- 雨風にもめげず
- われらの分会長
- 見据える
- 信頼の重さ
- 妻に
- 夢の針
- 火の言葉
- エビガニの遭難
- 歌い残し
- 死人に口なし
- にぎやかな囃子
- 断絶への抗議
- 荒武者よ
- 微笑の回想
- マイヨールのもの
- 春の壮景
あとがき