1984年2月、七月堂から刊行された藤井章子(1939~)の第2詩集。装画は新井豊美。著者は東京生まれ、刊行時の住所は松戸市。
目次
- 朝靄の唄
- 夏の朝は長い微笑
- 札幌生まれの二人の子供たち
- 苦苦しい無着色の海
- ヒアシンス 一九八〇年冬
- 夢の中
- 夜想曲 祭り
- 雨期
- 仮面
- 小鳥
- 古代人
- 夏
- 猫
- 羽毛服を着た女
- 薔薇の棘
- 夜嵐 (フェデリコ・フェリーニヘ)
- 深夜の一幕
- 夏の長い旅の話
- 無精卵を産みつづける女たち
- ははの国から降りてきた
- なんにもない四角い部屋
- 情景の解体 卵が割れる
- 家族
- 因島1
- 因島2
ひとつの交流史 坂井信夫
あとがき