2005年11月、鮫の会から刊行された芳賀章内(1933~)の第3詩集。装幀は内田克巳と馬面俊之。著者はいわき市生まれ。
目次
・第一部 笑いの仮構
- 繰り言がつづく「ろうとれあもん」伯爵
- 喩のように笑った
- 日々 これ仮説のような
- 仮構
- 「ひとの愛」とは
- 雨のように在って
- もうひとつの
- 「ぺん」の音調
- 身体の海
- 隠沼
- 裏窓
・第二部 けもの道
- けもの道<Ⅰ>
- けもの道<Ⅱ>
- けもの道<Ⅲ>
- けもの道<Ⅳ>
- けもの道<Ⅴ>
- 猿の舞台
- 家具のような
・第三部 日常の血漿
- 湖面という境界
- 鏡ものがたり
- 「ねっとり」のうた
- 頸の日常
- 波の思念
- 木枯しの音
- 滾る
- 身を洗う
- 八月の川
- 岩と砂の映像
- 抒情の日々
「あとがき」に代えて