1957年3月、中村書店から刊行された高野喜久雄(1927~2006)の第1詩集。著者は佐渡ヶ島出身。
目次
- 海辺にて
- 無題
- 飢えのはて
- ひとりでいると
- 汽車にのつて
- 遠くの空で
- 噴水
- レコードのように
- 父は
- 鳥
- いつから
- 凧
- 蜘蛛
- 傀儡
- 一人でいると
- 日よ
- 棺で
- 詩法
- 独楽
- 冬の樹木
- 空
- あなたは泣いた
- あなたに告げる
- あなたに
- あなたに
- 死
- 別れの日に
- 崖
- ぼくが
- 坂道
- 道ゆく人に
- 樹々
- 鈎
- この無類に
- 片方の靴
- 人よ
- 何故わたしは
- アンリピシエットに
- 夢の中では
- 妹に
- 鏡
- 鳥を狙うかに
- 語り手も
- 此処で
- 死の灰の下で
- 人は空を病む
- 私の中に
- 二つの影が
- 触れようと
- 私は
- 愛するとは
- 背かれ
- 言葉
- 君に
- 梟
- ありとある
- 神
- 私に
- 谺
- 古井戸
- 少年と母
- 姫
- 神は
- 海
- 椋鳥
- かいて?
- ほんとに もう
- 風車
- 玩具