1964年7月、新樹社から刊行された井上由雄の第2詩集。
目次
まえがき
作曲〈室生寺〉 宮原禎次
碧空時代の水町君 江島文雄
朝鮮時代
・作品
- 速さ
- てのひら〈二篇〉
- 法則
- 一本道
- たからもの
- いとなみ
- 歓喜〈三篇〉
- 雨〈六篇〉
- 舞踏
- 草煙
- 懐疑
- 無
- 灰色
- 無策
- 蠅
- 袂別
- 中風になつた母
- 秋
- 秋を踏む
- 音のない風景
- あるとき
- 正倉院宝物に寄す
- くらやみ
- リアルの失墜
- 産業道路
- 聖裸婦
- 交点
- 燃える天城山
- 恐怖
- ねむり
- すばらしいセンチメンタル
- 漁夫と貝がらと
- 虹
- 空転
- 黒く動く
- 無惨華
- 中尊寺
- 旅愁日記
- 地球は自転しつづける
- 発酵の化学式
- 阿修羅像
- 凍死行
- 結晶
- ある展開
- 興隆寺弥ろく菩薩
- 中宮寺弥ろく菩薩
- ひからびた地球
- お日暮さま
- 点というニヒル
- 雪原で
- 萩で
- 花光る
- 行為
- 松江で
- 鳥取砂丘
- 無重力地帯
- 他殺死体
- 体温と花と
- 点と点の間に
- 一号路線
- 正月を贈る
- 正月の音律
- 室生寺
あとがき