2000年11月、土曜美術出版社出版販売から刊行された辻五郎(1934~2020)の第5詩集。装画は堀正明(1946~)。辻は中国審陽市生まれ、刊行時の住所は町田市。堀は山形県生まれ、刊行時の住所は川越市。
目次
序にかえて ひとは見ることができる
Ⅰ 詩(一九八三年~一九九〇年)
- 猫背の世界
- 夢の物語の溶融――一九八六年四月の記念に
- 証し
- あわれなおれたち――あるいはおれたちの東京サミット
- いま<われら>とは言わず
- 棘――一九八九年六月四日の記念に
- 猫は樹の上に駆け登る
Ⅱ 詩(一九九九年~二〇〇〇年)
- ひとはケダモノではないから
- かって ボッスが描いた絵のように……
- にもかかわらず
- 朝の私へ
- 災禍は絶えず
- 戸を叩くのは誰?
- 希望の原理
Ⅲ <わが語彙へ>から (一九八七年~一九九九年)
- あ行から 遊びをせんとや
- か行から 経験の基本線
- さ行から 識字
- た行から 時よ
- な行から 二重・多重、そして混合
- は行から 焰の暗喩
- ま行から 魔女のうた
- や行から 横たわっている歓待
- ら行から 落下のおそれ
- わ行から 罠としての労働
あとがき
・画の目次
- 舌 カバー
- 吊された熱情 本扉
- 冬の部屋(部分) 序詩 (バック)
- 自律する影・シーツⅡ
- 未明の案山子
- 自律する影・コート
- 自律する影・シーツⅠ
- 1997.1.6.7:00am
- 自律する影・ベット
- 予兆なしⅡ
- 未明の不定型
- 予兆なしⅠ
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