1973年10月、地虫詩社から刊行された森口武男(1912~2001)の第3詩集。著者は奈良市西方伏見村生まれ、刊行時の住所は奈良市高畑荻ヶ丘町。
目次
昭和十二年春
Ⅰ 大昔の話
- だれ
- 大昔の話
- ひばり
- かたみ
- 古稀の夢
- 若き日
- 小野さん
- 頭
- 加藤さん
- 告別
Ⅱ つる
- いづこへ
- 朝
- ふたたび逢う日のために
- うば車
- 手袋
- えのきよ
- 一年
- これからのいたずら
- あなた いい人と
- のらねこの子ねこ
- 朝の散歩
- 光りかがやく
- つる
Ⅲ その夏
- 夜道を
- 八時五十分他界
- 鳩
- のら犬と
- カナリヤ
- 音楽
- 結婚記念日
- 六年
- 唄のつづき
- 九年
- おまえは
- 十年
- ほうじ茶
- 春の午後
- 女房の住んでいる国
- 十二年
- その夏
- 昭和十七年夏
Ⅳ 独唱会
- おもみ
- 若い父と母
- 夢(一)
- 夢(二)
- 夢(三)
- ほととぎす
- 村の道
- 祝い
- ふたたび
- ほし
- ひとりずまい
- ぼくの町
- 独唱会
Ⅴ あとがき――詩の友大上敬義と