2000年5月、国文社から刊行されたシェイマス・ヒーニーの評論集。翻訳は室井光広と佐藤亨。装幀は十河雅典。
目次
献辞
序
第一部
- モスボーン
- ベルファスト
第二部
- 言葉の手探り
- 音楽の生成――ワーズワス、イェイツ考
- 火打ち石(フリント)の火――ジェラード・マンリー・ホプキンズの詩
- イェイツは模範詩人たりうるか?
- モナハンからグランド・カナルヘ――パトリック・カヴァナの詩
- 土地の感覚
- それぞれのイングランド
第三部
- しきたりの田園(カントリー)の中で――英国牧歌詩
- 樹の中の神――初期アイルランド自然詩
- 大地への讃歌――セオドア・レトキ
- 伝統と一個人の才能――ヒュー・マクダーミッド
- 記憶に残る声――スティーヴィ・スミス
- 労働者と領主――フランシス・レドウィッジとダンセイニ卿
- ジョン・ヒューイットの詩
- 雑婚――ポール・マルドゥーン
- さらに掘り下げる――ブライアン・フリールの「志願兵」
- 希望、信仰、詩オ――オーシプ・マンデリシターム
- 全貌――ロバート・ロウエル
注
ナチュラリストの死&フィールドワーク 室井光広
シェイマス・ヒーニーのプリオキュペイションズ 佐藤亨
あとがき
地図(アイルランド/北アイルランド/ヒーニー・カントリー)