1967年12月、現代書房から刊行された竹中労(1928~1991)のルポルタージュ。写真は日活映画「処女喪失」ほか。
目次
第一章 処女性をどう考えるか?
第二章 追放された恋人たち
- 1愛の広場を追われて(弾圧された青春)
- 2暴行の症例(犠牲となった少女たち)
- 3男女交際すべからず (道徳教育の復活)
- 4失われたロマネスク(愛する権利の回復を)
- 5純潔ノイローゼの症例(五つの手記に見る)
- 6性的環境の統計(デイトの経済学)
第三章 性は未来にむかう
- 1解放されるセックス(道徳原理からの脱出)
- 2安保闘争の中で(松原邦子の場合)
- 3不倫の症例(婚外性行動について)
- 4亀裂のうちより
(付) 女の一生
1性へのめざめ ドクトル・チェコ
2はじめての接吻 森光子
3母との闘い 岡田茉莉子
4しあわせな結婚 南田洋子