2021年3月、増補版として皓星社から刊行された能登恵美子(1961~2011)の遺稿集。著者は皓星社『ハンセン病文学全集』の編集者。
目次
はっきりとした目的を持った人 加賀乙彦
・射こまれた矢
・編集日誌:
・句集むくろじ
- 自選句
- 拾遺
・追悼・能登恵美子
- 呼ばれるから、境界まで行きたがる人 アサノタカオ
- 能登さんへ……縁側からおじゃましてます 阿部正子
- 村松武司 日韓とハンセン病に命をかけた詩人 安野光雅
- 能登恵美子さんの思い出 榎本初子
- 一期一会 太田明
- 『射こまれた矢』に寄せて 清原工
- 「尻尾のない犬」――忘れられたハンセン病小説・その周辺――より 倉田孝一
- 清里の一夜 栗原哲也
- 鷗の唄 黒川洋
- 能登恵美子さんのおもかげ 斎藤真理子
- 言葉の重さ、生のあかし 8月から刊行「ハンセン病文学全集」 白石明彦
- 一命はきりあるものよいと愛しく――能登恵美子 渡辺雅哉
- 未来の能登恵美子 晴山生菜
あとがき 藤巻修一