2004年7月、本の泉社から刊行された松田解子と新船海三郎の対談集。写真は小野正夫。新船は元日本民主主義文学会事務局長。
目次
・生きて
- 午前二時の乾布まさつ
- 平和の芯――おりんの造型
- 「オレの苦労は一駄ある」
- 書き残された歴史のこわさ
- 出自とのたたかい、作家の発展
・たたかって
- 夫・大沼渉との出会い
- 「失うものは鉄鎖のみ。得るものは全世界」
- 『女人芸術』、 あぶくの出たお茶
- 作家同盟のこと、武田麟太郎のこと
- 小林多喜二の死
- 戦争の本質――尾去沢ダム決壊事故
- 太平洋戦争、揺れる心
・愛して
・書いて
- その現場へ、いまの現実へ
- 労働への感謝、農民という粘土
- 「歌声よ、おこれ」と「五〇年問題」
- 童話の世界、『桃色のダブダブさん』
- 文学は何のために、誰のために
- テロと戦争の根絶へ……やれるか、やりたい