1997年4月、文文舎から刊行されたたなかよしゆき(1950~)の第6詩集。装幀は清田雄司。著者は河内長野市生まれ。
目次
- 春の贈り物
- 榧の樹蔭で
- 孔雀草が一千の瞳で
- 十津川村古道を行く
- 茶色い男
- 冬の贈り物
- 水の朝
- 紡錘形の女
- のうぜんかずらの蔓に
- 書くことについて
- 宝珠庵にて
- 十一月のたましい
- カラス麦の土手で
- あなたが贈ってくださった
- わたしは電話を待っている
- 木綿豆腐
- 銀に Kiss
- 土笛とかなしみ
- 飛べきりぎりす
- 琵琶湖の夕暮れの道を
- 新しい言葉 新しい世界
- 手づくりぎょうざ
- オムレツ
- ブラックコーヒー
- お手製の松飾り
- 冬空について
- 夕暮れ墳丘に登る
- このごろのわたくしは
- 猫とわたしと
- フユと翡翠
- 悄気ている日に
- 下駄を鳴らして
- 空の鍵盤
- 十七歳
- 優雅な一日
- キトビル
あとがき