
2025年3月、阿吽塾から刊行された支倉隆子(1941~)の詩集。1990年刊行の『魅惑 Fascination』と1978年刊行の『琴座』の合本。編集は佐波ルイ、編集協力は渡会やよひ、長屋のり子、金井裕美子、木内ゆか。阿吽文庫5。
目次
・《魅惑 Fascination》1990
- 世界――栗と苺のある
- 橋本
- こんど遮断機があがったら
- 麩
- 妙義
- 一日
- ダブダブのパジャマを着て
- 高床式・echo
- メード・イン イン・オハイオ
- グッビオ
- 船便、 という言葉を使いたくなって
- 魅惑、という部屋
- 覚え書き
- グリーン・ドア
- one day
- 古代
- 自分で生きるカノコユリ
- 布の感触
- 三月生まれ
- 光の王国
・《琴座》1978
- 藤棚 藤棚のみえるところでだれかが…
- 鏡 葱のようにひかって窪地を…
- 小部屋 そこでさびしい手品を…
- 極光 ふゆの靴をはいて
- 光る娘 まるい椅子は貂のように...
- 肌 おんせんの女あるじが目を...
- 夏時間 女乞食も白魚も...
- 炎 巫女が孔雀を...
- さより ふいに姉の背たけが...
- 沈船 沈みたくなくてお父さんお母さんは...
- 複眼はひえる 賭博場のなわばしごが...
- 月 まるい山をくぐりぬけてなにを...
- チベット 枯草を背おってチベットに...
- 桃 そんなにまぶしければ...
- 夜桜 みんな盲を...
- 零度 手紙はつめたい手首...
- みずうみまで 一重まぶたをすこし...
- 菊 うしろでに障子を...
- 南部 南がまるい...
- 静物 フラスコの水を...
- 水辺 ひばりのひたいも...
- 沼 人魚のみみをたべて...
- 日影チャート 死角は切手ほどの大きさ...
- 雪合戦 口にふくむと雪は...
- アフリカ 彼女のペリカンは...
- 火山 わき腹のように偶像は...
- 墓 うすい墓石を...
- 琴座より 一光年むかしということは...
・解説
広瀬大志 『琴座』と『魅惑』 その「視座の幻惑」
福田知子 あの世とこの世を往還する――「永遠少女」はどこまでも「発酵中」
・後書
佐波ルイ
金井裕美子
木内ゆか
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