
1998年7月、騎の會から刊行された折笠美秋(1934~1990)の俳句評論集。編集は折笠美秋俳句評論集刊行会。編集委員は、阿部鬼久男、牛島伸、川名大、坂戸淳夫、佐藤輝明、高橋龍、寺田澄史、安井浩司。
目次
Ⅰ
- 否とよ、陛下!――季題季語論への試み・序
- グリーン・フォア――季題季語論のための前提的仮説
- プルーストの花は――表記法についての序
- 多行形式俳句――なぜ高柳重信はそうなのか
- 定型学不全
- オリガ・S・A・ビシュー氏の書簡――現代俳句の病巣についてのやわらかな感想
- オリガ・S・A・ビシュー氏の同情――「物と言葉」についての匍匐的な設問
- X――有季定型の方法をめぐって
- 四畳半のお化け――「かるみ」のこと
Ⅱ
- 連禱無限羊歯――私の三橋鷹女
- 《神断ち》のオカリナ――高柳重信論のための不採用のメモ
- 永田耕衣と「永田耕衣」――『吹毛集』『悪霊』の世界
- 白い滑走路で――掌論・金子兜太
- かつてネメシスの季節――私版・高柳重信十句撰
- 青銅の蝶番――富澤赤黄男偶感
- 俳気球虚報――わが偏愛の加藤郁平論
- 蝶に会った頃——高屋窓秋覚え書き
- 高柳重信 *
- 高柳重信 **
- 高柳重信 ****
- 大宮伯爵殺人事件――または高柳重信の俳句即生涯
Ⅲ
- 蒼顔のヴァルキリ――前衛俳句の盛衰の与題で
- 鳴呼、嗚呼、嗚呼……志摩聰句帖『哇』にみた彼は
- 二羽のツバメ――あるいは前衛俳句の盛衰
- 肉体の分陀利華――三橋敏雄句集『鷓鴣』観想
- 地霊朦朣――高柳重信句集『日本海軍』観想
- 香澄羽羅の人――阿部青鞋句帖『霞ヶ浦春秋』私記
- 荒ぶる
- 火傳ノ事
跋文 川名大
折笠美秋・俳句評論総目録