
1975年9月、牧羊社から刊行された中尾寿美子(1914~1989)の第3句集。精鋭句集シリーズ16。装幀は直木久蓉。著者は佐賀県生まれ。刊行時の住所は杉並区清水。
『天沼』『狩立』につづく第三句集として昭和四十五年より四十九年まで五年間の作品をまとめました。
この五年間、とりたてて変化のあった年月ではありませんでしたが、昭和四十九年二月には結婚満四十年を、三月には還暦を迎えました。ときおりの旅に見る山や海、人との出合いなど、いまこの句稿を前にそのときどきの思いがなつかしく泛びます。
句集名『草の花』は師秋元不死男の命名。草の花のようにいつもいつまでも優しくあれ、つつましくあれとのお訓へと変らぬ御温情をありがたく存じました。
この句集を編むにあたり、師友のあたたかい励しを頂きましたこと、心より感謝申し上げます。
(「あとがき」より)
目次
- 海の上 昭和四十五年
- 母の色 昭和四十六年
- 微笑仏 昭和四十七年
- 水の端 昭和四十八年
- 鳥の木 昭和四十九年
あとがき