
2013年1月、ふらんす堂から刊行された佐々本果歩(1974~)の第2詩集。装幀は和兎。著者は兵庫県生まれ。
この詩集は、私家版の『姉妹』(二〇〇七年)『綿花シロハルコ』(二〇〇八年)『網膜と待ち針』(二〇一〇年)『みためもはなしさんろくご』(二〇一二年)に、新しいものも少しだけ加えて再編集したものです。私家版では、それぞれのタイトル毎にコンセプチュアルなものを目指してつくっていたつもりでしたので、再編集してどうなるか少し不安で楽しみです。
作中に出てくる物語は、フィクションであることをお伝えしておこうと思います。特に、「ハリネズミのおなかの中のおいしいつゆのはなし」は、全くの勝手な作り話ですので、試してみる方がいらっしゃらないように、ここで書いておこうと思いました。
野生動物たちは、夜の闇を知っています。私自身、闇の深みを忘れませんように、また電灯のあたたかみにも気づいていられますようにと願っています。
(「あとがき」より)
目次
- 白卵と森のうた
- かわうそとかわうそとかわうそのはなし
- たんすとはさみとてといえと
- へびの城
- 車庫の奥のかみさまの象の夢
- 野薔薇とアスチルベ
- 剥き目 裂き目
- Blumen
- 内へ
- わたしはあのヘアピンカーブのさきっちょの坂ののぼりぐちのところのバス停で待つ
- あとおとふ
- 毒のある魚の皮をなめしてつくった反物で一等賞になった女のはなし
- 鳥よごし
- よるの電柱
- 橋のたもとで
- スルースルーママ、ハルバスタスママンママン
- Milchigtraum
- 雨のさんばん子
- 遠くから来たバニラ
- 兎陽
- 橙(だいだい)のおんな職員
- かわうそとかわうそとかわうそのはなし
- 紫空環生
- おサルの木
- これもまたいつかみた景色
- 胡桃屋(くるみや)
- まきおのちっち
- かわうそとかわうそとかわうそのはなし
- よるのいえのマシーカ
- 濁音のきつね
- 寒い日の記念日
- おはようおやすみ
- ハリネズミのおなかの中のおいしいつゆのはなし
- ふねはもううごいてる
あとがき
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