流れ 平山三郎

 1948年7月、交通日本社から刊行された平山三郎(1917~2000)の短編小説集。装幀は鈴木信太郎。鉄道文化の会叢書第6輯。

 

 自分の覚えのために、書いた順でその掲載誌を記すと――明るくない挿話(名古屋鐵道局機關誌・名鐵新生)朝の岬(廣島局・ひろしま)玄關にて(鐵道教育タイムズ)流れ、は國鐵勞組懸賞小説の佳作五篇のうちに辛うじて入った。勞組紙「國鐵文化」ではスペースの關係から發表しないといふので、この様なかたちで作品をまとめ得られた機會に、不滿多い作品だが、加へた。歪んだ表情(國鐵文化)或る症状(交通ペン)いづれも一九四七年から八年にかけてかき、發表した。(舊友は未發表)
 作品のよしあしは別として、これらを書き、その時々に發表し得たのも、ひとへに中村武志氏の叱正と、さうして故三崎重雄の、何時も肩をたたいてくれたはげましによるものである。さうした意味でまた、鐵道のなかのたくさんの知己の方々にも感謝しなければならぬ。小集をささげ、同時に叱正を乞うてあとがきとする次第である。(一九四八年五月十日記)
(「あとがき」より)

 


目次

  • 歪んだ表情
  • 或る症状
  • 舊友
  • 小品三篇
  •  明るくない挿話 
  •  朝の蝉
  •  玄關にて
  • 流れ

あとがき


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