
1999年5月、山脈文庫から刊行された村山精二(1949~)の第5詩集。
亡くなった大阪の伴勇さんに薦められて山脈に入れてもらってから、もう17年が過ぎた。その間、いろいろなイベントの企画・運営をやらせてもらったり、編集長にさせてもらったりした。なかでも毎月の同人向け月報誌「山脈通信」を担当したことは、文章を書く上でも人とのつながりを深める意味でも、貴重な経験になった。
山脈で育ててもらったという気持ちが強いが、ひとつだけ負い目があった。山脈文庫なり、山脈叢書なりで詩集を出したことがない。山脈の二代目として、それでいいのか、と密かに落ち着かない気分でいたのである。
この詩集を山脈の名で出せて、本当に良かったと思う。どうでもいいことのようだが、私にとっては気分爽快な出来事である。あとは山脈の名に値するだけの中身になったかどうかだが、それはお読みいただいた皆さんの批評で判断するしかない。
日本詩人クラブの会長としても公私ともにお忙しい筧槇二主幹に過分な跋を書いていただいた。待望社の鈴切幸子さんにもお世話になった。改めてお礼申し上げます。
(「あとがき」より)
目次
Ⅰ
- かつを
- 地球の雲
- 事故
- 単位
- 破産
- 特別な朝
- わたくし46歳になりました
- 陰口
- バカヤロー
- いやな男
Ⅱ
あとがき
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