
2001年10月、プラザ企画から刊行された長岡昭四郎(1929~)の詩集。著者は長野県東筑摩郡新村生まれ。刊行時の住所は板橋区仲町。
「宝もの(1)」の石を父が宝ものと言ったというのは喩えであることは言うまでもない。「役に立たないものを大切にした」父はそれだけを抱きつづけてこの世を去った。父の失った資産は全くもどらなかったが「だった」だけを抱きつづけた父の不幸と、その父にかしづいた母への私の親不孝の思いは年令とともに深くなり、この詩集をまとめて以来心の中を覆う寂寥の闇からの問いに答えるすべを今は手さぐるばかりである。
(「あとがき」より)
目次
・宝もの
- 宝もの(1)
- 宝もの(2)
- 座標
- 旅と名付けて
- 言えない言葉
- アクセル
- ひょろひょろ
- 碑
- 装束
- 狙撃者
- 郊外から
・祭ばやし
・愛について
あとがき