とんと立つ なんば・みちこ詩集

 1989年10月、手帖舎から刊行されたなんば・みちこ(1934~2024)の第5詩集。装画は横田稔、装幀は宮園洋。火片叢書第33輯。著者は岡山県生まれ、刊行時の住所は綜社市。

 

 昭和六〇年四月から二年間、岡山県立岡山西養護学校に勤めましたが、その間にメモしていたものに手を加え、詩集にまとめました。
 岡山西養護学校は、小・中学部と高等部の三部が、自立に向けての学習を系統的に行っている、発達に遅れのある子供達の学校です。当時、全校児童・生徒数はおよそ二〇〇名でしたが、そのうちの約三〇名が、県立総合社会福祉センターから通って来ており、他は自宅からの通学生でした。
 集中のほとんどは小学部の子供達を書いたものですが、子供達は、よろこびと痛みと勇気とを私の心に刻みつけてくれました。一人ひとりに深くかかわっている教師や、センターの先生方の努力にも心を打たれました。家族の方達の思いは更に深く私を捕えています。
 書き残したことが多いままの上梓となりましたが、この詩集のために横田稔さんから挿画と口絵、さらにカバーの絵など、装画のすべてをいただいたことは、大変うれしいことです。お礼申し上げます。
 また、出版にあたってお励ましをお寄せ下さいました方々に感謝申し上げますと共に、子供達の未来が明るいものでありますよう、祈ります。
(「あとがき」より)


目次

  • 浅い春
  • 手をつないで
  • この子たちは
  • つぼみの先
  • ヒロム
  • まちがい
  • N先生の話
  • ミカ
  • 秘密
  • ふいに光が
  • 緑のトンネル
  • ケイ君
  • I君とT君の母親
  • アキ
  • 金色の波
  • かあさん
  • 子供らは
  • マコちゃんと動物園
  • 少年と森へ
  • ミカのひとりごと
  • トックン
  • 子供はすぐに
  • キキ親子
  • 子は今
  • こだま
  • 二度めの花
  • 鬼の面
  • 空を見て ほら
  • あなたがゆっくり歩くので
  • 鳥を見る 虫を見る 風を見る
  • Kに
  • 無くて七癖
  • ステンドグラス
  • 雨だれのように
  • 冬芽(とうが)

あとがき

 

関連リンク

なんば・みちこ氏追悼(瀬崎と磯村の日録)    

 

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