このブログについて

f:id:bookface:20201231184511j:plain

bookface=本の顔=表紙=書影=装幀=装丁=装釘=装本=装画。所有している本や新たに購入した本の備忘録。新刊本よりも墓石化している古書が多い。感想文を書くことがあるかもしれないが、基本的には表紙(裸本の場合は扉)と目次と書誌情報。第○詩集という記述には不正確なものもある。

南陀楼綾繁さんの取材を受けました!
→ シリーズ古本マニア採集帖 第11回 磯貝一さん 「ことば」のルーツを探るひと

 

南陀楼綾繁さんのインタビュー集が本になりました。

古本マニア採集帖 「古本のある生活」をおくる、36人へのインタビュー集。

本を集め、本と遊び、本で調べ、本から本を作る……。その情熱と執着は、どこから生まれてどこへ行くのか?読者の記録を追いかけてきた著者による、古本マニアたちの標本箱。「日本の古本屋メールマガジン」人気連載に、新たに書き下ろし原稿を収録。

f:id:bookface:20211231232311j:plain

古本マニア36人衆の1人として採集されておりますので、よろしくお願いします。(2021.12.31)

長編詩 雨の巨人 友理詩集

 2018年10月、響文社から刊行された友理(1987~)の第2詩集。装幀は井原靖章、イラストは井原由美子。旧筆名は柴田友理。著者は福岡県飯塚市生まれ。

 

目次

  • みやこふる
  • 里を歩む
  • 蜂のひとりずまい
  • 家主(ヤジラミ)夜話
  •  第一話 妻台所にて熨斗目の羽織を織りし事
  •  第二話 小児遠賀の土手にて怪にあふ事
  •  第三話 納屋(いなや)の眼(まなこ)の事
  • モリーバード
  • 紙の世界
  • かくれごんじょ

あとがき

 

NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
Yahoo!オークションで検索
メルカリで検索

五月、あざな 立木早詩集

 2003年10月、詩学社から刊行された立木早の第3詩集。刊行時の著者の住所は相模原市橋本。

 

目次


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
Yahoo!オークションで検索
メルカリで検索

海尻巌 続海尻巌詩集

 1994年2月、編集工房ノアから刊行された海尻巌(1920~)の第2詩集。著者は兵庫県出石郡但東町生まれ、刊行時の住所は宝塚市

 

 始めて詩集を出したのは一九七五年、はや二十年の歳月が近づこうとしている。初出詩集には思いがけなく竹中郁先生の序文が頂けた。また中村隆君は心情溢れる跋文を寄せてくれた。その両氏共今は亡い。このことを思うと今更断腸の思いが込み上げてくる。先生は八十になったら画を描くよとおっしゃっていた。中村隆君は私の孤独の生涯にとってかけがえのない畏友であり、酒友でもあった。
 詩に目覚めてから六十数年それにしても貧しき果実、恥をしのんで出版する。
 尚編輯、跋文は直原弘道君、伊勢田史郎君の厚意に甘えることとなった。厚く感謝する。この詩集の表紙の絵は妻が手すさびの土筆のちぎり絵であり、初出版集の貝原六一画伯の麦の穂の絵と一脈相通ずるものがあり、少なからぬ宿縁を感じる。
(「あとがき」より)


目次

  • 牧場にて
  • おふくろよ
  • 梅雨の晴れ間に
  • 母の写真
  • 水盃
  • この鉄の棒は
  • きず
  • せみ
  • 丹波えびどくり
  • 走者
  • うた
  • かなしいさが
  • じいさんは靴直し
  • 戒壇院の鬼
  • 大江山の鬼
  • 日南都井岬にて
  • 街中の浜木綿
  • 湊川公園あたり
  • 恋唄

  • ある死顔
  • 友逝く 四章
  • 死んだ友への便り
  • 先生の葬儀
  • そのひとことが
  • 納骨
  • 8の会
  • 私の財産
  • そば
  • うつ
  • 死と生と
  • 無題

  • 望郷
  • 凍蝶
  • 大衆喫茶店にて
  • 冬の動物園にて
  • 国民体育大会にて
  • 嫁いだ妹に
  • 古本屋にて
  • ある男
  • ふる里の四季
  • 過ぎた夏の浜辺にて
  • 終列車にて
  • 虚飾をすてた詩人の魂 直原弘道
  • 平明な措辞の奥処にきらめく…… 伊勢田史郎

あとがき


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
Yahoo!オークションで検索
メルカリで検索

黄昏の系譜 橋本真理

 1972年3月、深夜叢書社から刊行された橋本真理(1948~)の評論集。装幀は谷川晃一。著者は横浜生まれ。

 

 旅路は、また、不眠ながらの夢路であった。とつぜん降りきたった土地の精霊にいざなわれて未知の行程に旅だつ夜、列車はひとすじの時間の亀裂となって、わたしを異空に拉した。生者か、死者か、現実に同じ夢をわかちあうものがいるはずだ。漂泊の日夜、わたしはこんな奇異な期待の微熱にほてりながら、うなされてばかりいた。こうして夢判じのように書き、書きながらわたしは、断絶した個体同士の絶望的な架橋作業に勤しみ、これこそ死者のなかに多く、青春というはずかしい呼び名に託される、酸鼻な夢の相同性を見出してきたゆえんである。ここにおさめられた断片的な記述のかずかずは、ほとんど発表の意図なく折々書きつがれたもので、当初は評論の体裁をとっておらず、評論集と名乗るもおこがましい未完の断章にすぎない。葬送すべき夢の独楽吟であり、亡き歳月へのレクイエムとでもいうべきだろうか。ねがわくは、読者諸氏の、あてどない精神の彷徨にあてどなく打たれたこれらの里程標を辿る煩瑣から、まぬかれんことを。
 この書の胎期に、得がたい出会いと耐えがたい別れを、同時に味わなければならなかったのも、一冊の本の陣痛期にあっては当然だっただろう。わたしの初期の詩篇にちなんで《黄昏の系譜≫と命名されたこの書のうまれるには、日高遙一氏、この新生の未熟児を過分に装わせてくださった谷川晃一氏の心づよい介添えがあった。夢の破産を記念するこの書の誕生に立ち会ってくれた方々、そして、刊行すなわち青春のひとつの破産の事後処理をひきうけてくださった斎藤慎爾氏に、感謝したい。
(「相夢(ゆめあわせ)の辞」より)

 

 


目次

  • 村山槐多論
  • 1 美醜の彼岸
  • 2 魂の廃都の皇子
  • 幻の地平線―関根正二ノート

  • ≪悉無律≫ 論――あとがきに代えて

相夢の辞


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
Yahoo!オークションで検索
メルカリで検索

葦折れぬ 千野敏子 真実ノート 三井為友編

 1973年6月、童心社から刊行された千野敏子の手記。編集は三井為友。若い人の図書館。

 

 九死に一生というが、生還ののぞみはなかったのに、戦後一年ちかくして、私は故郷の土を踏んだ。そしてまもなく、土を踏んだ。そしてまもなく、千野敏子(ちのとしこ)の入院を聞いた。戦線みやげの熱帯マラリアの続発で見舞いもかなわぬうちに、亡くなったことを聞いた。半月ほどして墓参に訪ね、ご両親から示されたのが真実ノート四冊である。両親のご意志に添い、これを『葦折れぬ』と名づけて刊行したのが、一年後のことである。
 さいわいよく売れた。数年で十数版を重ねた。敏子の遺志の「ひそやかな碑」が、読者の自発的寄金で高原にできたのが、初版一年後であった。碑には「真実は悲しきかな、それはついに反逆視せられ」と刻んだが、拓本等で磨滅した。
 発行所の大月書店は、その後読者の熱望にこたえて、日記、作文等をくわえ、増補版を出した。一九五五年には大月新書の一冊にもした。六三年には、学習研究社の『高一コース』別冊附録として抄本が出た。この時も予想外の反響であった。
 敏子の母の意志で、学習研究社の謝礼金が碑の再建にあてられた。今度は敏子の病床の絶筆をブロンズに刻み、拓本に耐えるものにした。今は敏子の母も逝き、いっさいの肉親が絶えた。そこでこれまで碑の維持に尽力された大月書店主小林直衛氏に感謝しつつ、ここに童心社の求めに応じ、こんどは私の責任で用字用語を整理し、定本『葦折れぬ』として刊行することとした。
 なお、この新版を編むにあたって、文中、注釈を必要とする個所は、[]内、および、各ノートの末尾に簡単な説明をくわえた。
(「はじめに/三井為友」より)


目次

はじめに

  • 真実ノートⅠ
  • 真実ノートⅡ
  • 真実ノートⅢ
  • 真実ノートⅣ

私の青春の日の少女 一読者として 早乙女勝元


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
Yahoo!オークションで検索
メルカリで検索

Persona non grataの歌 山崎森詩集

 2003年8月、詩画工房から刊行された山崎森(やまざきしげる)の第7詩集。装画は中島由夫。著者は佐賀県生まれ、刊行時の職業は国際カウンセリング協会理事、住所は横浜市戸塚区。

 

目次

  • 夜明けの雨のカプリチオ
  • 手品師の歌
  • 素通り 
  • 幻想のステージ 
  • 騙し絵のような
  • 瘡蓋
  • 晚夏
  • 鰯の頭
  • 百日紅のかわせみ
  • 海恋し (Sea-Fever)
  • 洲崎恋し
  • 線香花火
  • 二〇〇一年のトルソオ
  • 暗号の解読
  • 余生芒々
  • 二〇〇三年のトルソオ
  • 蓮根の記憶

  • 石の狂詩曲
  • 分からないもの
  • 昼下りの川
  • 冬がくると
  • 石の寄場
  • なんとか逃れる術は
  • 寒夜
  • 姫川のキツネ
  • 伊南川の青鷺
  • 金梨地
  • 女神の石

  • タブラ・ラサ
  • いけにえの踊り
  • スカルの啓示
  • 指は竪琴を
  • 欠伸
  • 精霊トンボ
  • 嵌ることの是非 
  • 日本海
  • 奥座敷
  • 物の怪の記憶
  • ノーブル・イーグル
  • 風に舞う紅塵  
  • 神々の戦いは続く 
  • 浮世草詩
  • 現代の犠牲
  • 逆転移
  • 包丁男

  • その名の水に書かれし者へ
  • 心に残る二篇の詩
  •  一、君死にたまふことなかれ
  •  二、十年目の秋に羹(あつもの)に懲りる

エピローグ

 


NDLで検索
Amazonで検索
日本の古本屋で検索
Yahoo!オークションで検索
メルカリで検索