時間

そこだけが磨かれた 飯田京詩集

1970年10月、時間社から刊行された飯田京(みやこ)の第1詩集。題名選定は北川冬彦、装幀は城所祥、レイアウトは北川多紀。 詩集をまとめるには時機がある。するとまとめにくくなる。が早すぎると空鉄砲に終わる。正直のところ、著者から詩集編纂の意図を打…

幽界通信 町田志津子詩集

1954年3月、時間社から刊行された町田志津子の第1詩集。装幀は鐵指公蔵。 真摯な詩生活二十余年を越え、より深く、より高くへと現代詩の構築に専心しながら、まだ一巻の詩集を編もうとしない町田志津子さんの態度を一方ではうらやましく思うと共に、やはり一…

鋼鉄の足 滝口雅子詩集

1960年3月、書肆ユリイカから刊行された滝口雅子(1918~2002)の第2詩集。第1回室生犀星詩人賞受賞。著者は朝鮮・京城生まれ、刊行時の職業は国会図書館司書。 一九五五年五月に「蒼い馬」を出してから五年たった。そのあとがきで私は、水のなかから出てい…

時間詩集1958 時間同人アンソロジー

1958年5月、時間社から刊行された北川冬彦(1900~1990)主宰「時間」同人たちのアンソロジー。装幀は増田俊之助。 目次 まえがき 作品 長尾辰夫 ふるさとのうた 桜井勝美 原子力社殿(アトミック・シュライン) 町田志津子 時雨 木暮克彦 城 川崎利夫 ウメ…

時間詩集1950-1952 時間同人アンソロジー

1953年7月、北川冬彦(1900~1990)が主宰する時間社から刊行された時間同人たちのアンソロジー。奥付は「時間詩集1953」となっている。装幀装画は増田俊之助。 われわれのネオ・リアリズム機関誌「時間」は来る五月で創刊満三周年を迎える。その記念として…

一壺天 藤富保男

2014年10月、思潮社から刊行された藤富保男(1928~)の詩集。 本詩集は主として散文型の形をとったが、行ワケの篇もある。添画や写真を入れたが、詩画集という呼称は甚だ好まざるところ。詩の形を描いたり、書いたりしたので詩形集としたいのだが、発音をす…

客と規約 藤富保男詩集

1999年1月、書肆山田から刊行された藤富保男(1928~)の詩集。装幀は高橋昭八郎(1933~2014)。 目次 前半 客 はてな の巻 足跡の巻 後半 客帰る 足軽の巻 客帰る――文字隠れの巻 規約 NDLで検索Amazonで検索

哨兵 横井新八詩集

1964年10月、時間社から刊行された横井新八(1918~2007)の第1詩集。 昭和二十九年<1954>から昭和三十八年<1963>までの十年間の作品のなかから、四十数篇を選んだ。Ⅰは「サロン・ド・ポエット」「物質」、Ⅱ、Ⅲは「時間」に発表した作品である。詩を書き…

第二の男 藤富保男詩集

2000年10月、思潮社から刊行された藤富保男(1928~)の詩集。 詩はわが身のよじれ、あるいはわだかまりより生ず、と信ずるものなり。混沌、隠蔽、彷徨、無駄さ加減の明瞭なる事実、事件に遭遇するや、わが苦悩と共鳴音を発しつつ、忽然と詩の虫、背筋を走り…

時間詩集1955 時間同人アンソロジー

1955年6月、北川冬彦(1900~1990)が主宰する時間社から刊行された時間同人たちのアンソロジー。装幀装画は増田俊之助。 目次 まえがき時間宣言(澤村光博) 作品 桜井勝美 乾燥アジア 抄 長尾辰夫 失われた思考 鵜澤覺 散乱反射 町田志津子 不在 他三篇 澤…

時間詩集1967 時間 同人アンソロジー

1967年1月、時間社から刊行された北川冬彦(1900~1990)主宰「時間」同人たちのアンソロジー。 時間社刊行のアンソロジーは、この『時間詩集』で第五冊目である。『時間詩集』という名称では一九五三年版、一九五五年版、一九五八年版の三冊、それに『時間3…

時間37人集 時間 同人アンソロジー

1960年11月、北川冬彦(1900~1990)主宰の時間から刊行されたアンソロジー。装幀は井上三綱(1899~1981)、レイアウトは古城一明。 一九六〇年は、「時間」創刊満十周年にあたり、記念事業が幾つか催されたが、この記念事業の一つとして、「時間」同人、準…