高木護

高木護詩集

1974年1月、五月書房から刊行された高木護(1927~2019)の自選詩集。第25回H氏賞候補作品。 「猟」という表題の小詩集を出すつもりでいたら、五月書房主からここらで一線を引いてみたらどうかといわれた。多分足場をつくり、一からやりなおせということだろ…

ガシガシガシ 高木護詩集

2005年1月、ダニエル社から刊行された高木護(1927~2019)の詩集。 目次 楽 無意味な地雷 ゆき ゆめ まだまだ 無信仰 しみじみと 眼鏡 唄 蛆虫 わたしは 帳尻 日のリズム 肉 歯なし 小半日 窓 降参! 山ん風 末路 もうし上げます バンザイ 敗戦の日が…… 歯 …

川蝉 高木護

1974年5月、風書房から刊行された高木護の短編小説集。2013年、脈発行所から復刊。 松永君と電話ではなしていた。 たまたま「あんたのむかしの小説だが」というはなしになって、「あれには、それなりの真剣な真情吐露があったよ」と松永君はいう。このところ…

飢えの原形 高木護

1983年8月、白地社から刊行された高木護(1927~)の散文集。版画は人見承門(1950~2015)、装幀は倉本修。 これはノートしておいたものである。詩でもない、詩文でもない。いわば、わたしがぶらぶら生きてきて、吐いてきた溜息を文章にしたようなもので、…

人間の罪 高木護詩集

1981年3月、新評論から刊行された高木護の第10詩集。 先に『天に近い一本の木』という詩集を出した。そのおりに、作風上入れられなかったものが残った。それに近作と旧作の二篇を加えたものが、この詩集である。「もう、どうでもいいや」と開ッ直ったところ…

やさしい電車 高木護詩集

1971年4月、五月書房から刊行された高木護(1927~)の第8詩集。 これは、いかん。これも、だめだ、駄目だとすてていったら、一篇も残らなくなった。そこで目をつぶる思いで、屑籠から一掴みにして編んだのが、この小詩集です。「クズカゴから」という題をつ…