室生犀星

世紀の哄笑 第一部 相川俊孝

1924年11月、新詩壇社から刊行された相川俊孝(1889~1940)の長編小説。著者は金沢生まれ。室生犀星・萩原朔太郎創刊の「感情」に同人として参加。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

秋晴れ 津村信夫

1988年8月、潮流社から刊行された津村信夫(1909~1944)の未完小説集。カバー装画は市川晃。 目次 秋晴れ 小児の筆 子供部屋 夏の友達 みかんの木 老夫婦 みるきい うゑい傳説 岩魚姫 戸隠小品 西洋の花 山中 牧場 少女 汽笛 解説 大木実 津村信夫未完散文…

火の魚 室生犀星

1960年3月、中央公論社から刊行された室生犀星(1889~1962)の短編小説集。装画は山口蓬春。著者自装。 目次 火の魚 衢のながれ なやめる森 あまい子姉弟 運命論者 朝顔 借金の神秘 藤の宮の姫 玉蟲 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

犀星の小説100編 作品のなかの作者 笠森勇

2013年4月、龍書房から刊行された笠森勇(1939~)による室生犀星作品論。 やがて三十年ほど前のことになるが、犀星の小説をすべて読んでみようと思って一つひとつ読み始めた。全集所収作をまず読んでから、次には単行本に所収のものへ移り、ちょうど未刊行…

人間街 室生犀星

1946年5月、南北書園から刊行された室生犀星(1989~1962)の長編小説。1935年発表の『復讐』(竹村書房)と同一内容。 目次 意馬心猿の徒 無賴な學問 衞子 惡い兄弟 繭子 穴 鐵の鎚 贈物 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

走馬燈 室生犀星

1922年7月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の中編小説。中編小説叢書第5。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

新らしい詩とその作り方 室生犀星

1938年6月、京文社書店から復刊された室生犀星(1889~1962)の評論集。 目次 (1) 詩は優しい春のやうな感情である (詩の本質、精神の籠つた仕事) (2) 詩は愛である (愛あるもの、街や郊外) (3) 一つの林檎 (林檎をどう詩にかくか、いろや勾ひ…

犀星の女ひと 井坂洋子

2021年2月、五柳書院から刊行された井坂洋子(1949~)による室生犀星論。カバー写真は谷田昌平(協力・殿岡聡志)。五柳叢書110。 目次 はじめに 犀星の女ひと 犀星の俳句 朔太郎と犀星の自画像 むすびに 晩年の詩集 あとがき NDLで検索Amazonで検索

五つの城 室生犀星

1948年10月、東西社から刊行された室生犀星(1889~1962)の童話集。装幀は小穴隆一、挿画は鈴木壽雄。日本童話選・中級。 目次 ねずみの兄弟 二人のおばさん おにぎり 蟻の町 鮎吉、船吉、春吉 あとがき 磯部忠雄 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索…

神国 室生犀星

1943年12月、全國書房から刊行された室生犀星(1889~1962)の随筆集。著者自装。 目次 序 借景 築地 詩人の別れ 下界 若い牛 蟻と象 齒の世界 壕の中 向日葵 旅路 神國 初冬 書物 或夜 魚と鳥 胴察 藤村先生 秋聲先生 はるぜみ NDLで検索Amazonで検索日本の…

忘春詩集 室生犀星詩集

1922年12月、京文社から刊行された室生犀星の第7詩集。 この詩集がはしなく忘春と名づけられたのも、今から考へると何となく相應しいやうな氣がする。さまざまな大切なものを忘れて來たやうで、さて気がついて振り返つて見ても何ひとつ残つてのないやうな私…

萬花鏡 室生犀星

1923年1月、京文社から刊行された室生犀星の短編小説集。著者自装。 それ全體が珠玉(たま)でないかぎり別に大したものではなからう、――しかしところどころ珠玉のやうなもの、或ひはそれに似たやうなものがないとも限らない。何故だといへば時に非常に拙い…

犀星発句集 室生犀星句集

1943年8月、櫻井書店から刊行された室生犀星の句集。著者自装。 目次 新年 春 夏 秋 冬 雜 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

抒情小曲集 室生犀星詩集

1918年9月、感情詩社から刊行された室生犀星の第2詩集。装幀は恩地孝四郎。画像は日本近代文学館の復刻版(1980年)。 目次 一部(故鄕にて) 小景異情その一 小景異情その二 小景異情その三 小景異情その四 小景異情その五 小景異情その六 旅途 京都にて 流…

翡陶 室生犀星

1960年1月、有信堂から刊行された室生犀星の随筆集。表紙は岸田劉生。 目次 神がかりの文章 鬼籍の翡陶 神がかりの文章 客 自分の本 手巾 老乙女の詩集 刈藻 ひとのあけくれ 冬のない人 ゆめのほそみち 机のほとり 天皇の明り 行ひと粧ひ 大つごもり 年頭 骨…

乳房哀記 室生犀星

1946年3月、コバルト社から刊行された室生犀星の短編集。装幀は東郷青児。コバルト叢書第7。鱒書房(1940)の復刊。 目次 乳房哀記 抗議 衢の宿 男信ずべからず 偶然の祕密 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

聖處女 室生犀星

1947年6月、新日本社から復刊された室生犀星の長編小説。元版は新潮社版(1936)。 目次 帆前船館にて 惡い歴史 正體 獵るひと獵られる人 場末 振子 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

日本の庭 室生犀星

1943年6月、朝日新聞社から刊行された室生犀星の評論集。著者自装。 結局庭といふものも甚だ精神的なものであつて行けども路は盡きることがない。初め竹などを植ゑてゐたものが松を植ゑるやうになりり、そして十年も経つともう地面ばかり凝乎と見てくらすこ…

哈爾濱詩集 室生犀星詩集

1957年7月、冬至書房から刊行された室生犀星の詩集。 昭和十二年四月終りに私は満州に旅行した。大連、奉天を経て奥地哈爾濱に入り哈爾濱には一週間滞在した。旅行ぎらずな私の生涯でもつとも長期長途に渉る旅行で、帰来『大陸の琴』といふ長篇小説を書いて…

鮎吉、船吉、春吉 室生犀星

1942年4月、小学館から刊行された室生犀星の童話集。装幀は恩地孝四郎、挿画は大石哲路。画像は裸本。 私が童話といふものをかいたのは、ここ一二年のうちでありまして、童話作家としてはまだ國民學校の生徒と同じであります。けれども、私もいよいよべんき…

故郷圖繪集 室生犀星詩集

1927年6月、椎の木社から刊行された室生犀星の詩集。画像は1973年の冬至書房版。付録は室生朝子「詩の初出について」。 目次 山の王座 詩歌の城 神々 雪汁 冬の情 寒い庭 垣間見る 川原 山の上 石垣 結城 昨夜 枯木 王座 田舎道 しぐれ 松が枝に 冬すみれ し…

世界 室生犀星

1947年10月、東京出版から刊行された室生犀星の短編小説集。 近作のみを集録した。この時代は何を見ても、その現象は小説的であり深く衣食生活にもとを発せざるはない、そして個人的の悩みといふものも、日本といふものが初めて限を開かされた時代であるから…

大森 犀星 昭和  室生朝子

1988年4月、リブロポートから刊行された室生朝子のエッセイ集。デザインは吉富浩、本文写真は千葉春雄。 目次 石段の下の家 仔犬とピアノ 小学校入学 引っ越し 犀星の庭造り 金沢小立野の庭 最初の受賞 犀星と朔太郎 朔太郎の見合い 父母の躾 犀星の門松 文…

戦死 室生犀星

1940年12月、小山書店から刊行された室生犀星の短編小説集。 「いとど寺前」と「草山水」とは私の庭から續いてゐるやうなきれぎれに光る風俗情景であって「くちなは」を入れるとさらに一作家の日常生活のほどがわかる。「緑色の日記」もそこにならんでゐる雑…

ひるがほ抄 室生とみ子遺稿集

1966年3月、「ひるがほ抄」編輯所から刊行された室生とみ子の遺稿集。編集は室生朝子。装画は安西啓明。 母の死後父と一緒に、母の部屋の箪笥の整理をしていた時、思いがけず沢山の原稿類を見出した。父は母が何か書いているらしいことは知っていた。その微…

室生犀星 戦争の詩人・避戦の作家 伊藤信吉

2003年7月、集英社から刊行された伊藤信吉(1906~2002)の評論集。装幀は司修。 目次 第一篇 『哈爾浜詩集』――露西亜文学の古きおもかげ 第二篇 『大陸の琴』――棄子捜し・孤児のさすらい 第三篇 戦争の詩人 第四篇 避戦の作家 解題 伊藤信吉と室生犀星 暮尾…

回想の室生犀星 文学の背景 田辺徹

2000年3月、博文館新社から刊行された田辺徹の評論集。刊行時、成安造形大学学長。 目次 野にある人 大森・馬込 美術とのかかわり 庭と音楽 美術の仲間とともに やきもの収集 本の装幀 俳句からの旅立ち 魚と虫の博物誌 魚 虫 ドストエフスキーと「一冊のバ…

犀星とわたし 犀星の会講演集 犀星の会編

1988年4月、ペップ出版から刊行された、室生犀星生誕百年記念講演集。 目次 中村真一郎 まえがき 奥野健男 犀星の会のこと、犀星論のこと 木戸逸郎 「犀星の会」の歩み 市川久夫 映画『あにいもうと』と私 伊藤桂一 私と『哈爾浜(ハルピン)詩集』 伊藤信吉…

聖處女 室生犀星

1936年2月、新潮社から刊行された室生犀星の長編小説。挿画・装幀は恩地孝四郎。 目次 帆前船館にて 惡い歴史 正體 獵るひと獵られる人 場末 振子 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索

憑かれたひと 二つの自伝 室生犀星

1972年7月、冬樹社から刊行された室生犀星の自伝小説集。装幀は勝呂忠。 この本に収められた第1部の自叙伝は、父自身の編集により、次のような序文を添えて、昭和二十四年六月、文潮社から『自叙伝全集』のシリーズの一つとして出版された。 自伝的な私の文…