室生犀星
2000年9月、龍書房から刊行された室生犀星論集。編集委員は大橋毅彦、大森盛和、笠森勇、中西達治、二瓶浩明、葉山修平、船登芳雄。 目次 四 小説の世界 1 初期小説の世界 中西達治 2 「幼年時代」「性に眼覚める頃」「或る少女の死まで」の再検討 菊地弘 3 …
2000年9月、龍書房から刊行された室生犀星論集。編集委員は大橋毅彦、大森盛和、笠森勇、中西達治、二瓶浩明、葉山修平、船登芳雄。 目次 一 犀星の原風景 1 出生と生い立ちをめぐって 小林 弘子 2 明治期金沢の文化と俳句への目覚め 船登芳雄 3 犀星文学と…
2000年9月、龍書房から刊行された室生犀星論集。編集は葉山修平。カバーは金井直。 目次 『我が愛する詩人の伝記』の意味 葉山修平 犀星と白秋 安宅夏夫 萩原朔太郎 阿毛久芳 高村光太郎――聖人・高村光太郎 宮木孝子 山村暮鳥――未完の芸術的宗教家 新井美妃 …
1956年3月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の随筆集。装幀は山口蓬春(1893~1971)。 目次 ・女ひとだち 女ひと世界 人生は飯事遊びから じやんけんぽん 博士と理髪士 悲願ノ人 梅が咲いて 映畫の正體 紫の雲 女言葉集 無縫の人 靴音 美女達 …
1955年10月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の随筆集。装幀は小林古径(1883~1957)。 目次 えもいはれざる人 爲すなきことども 手と足について 童貞 二の腕の美しさ 映畫の中 季節の聲 詩のあはれ 君は一たい何を言つてゐるのだ 廢墟の學問 …
1924年11月、新詩壇社から刊行された相川俊孝(1889~1940)の長編小説。著者は金沢生まれ。室生犀星・萩原朔太郎創刊の「感情」に同人として参加。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1988年8月、潮流社から刊行された津村信夫(1909~1944)の未完小説集。カバー装画は市川晃。 目次 秋晴れ 小児の筆 子供部屋 夏の友達 みかんの木 老夫婦 みるきい うゑい傳説 岩魚姫 戸隠小品 西洋の花 山中 牧場 少女 汽笛 解説 大木実 津村信夫未完散文…
1960年3月、中央公論社から刊行された室生犀星(1889~1962)の短編小説集。装画は山口蓬春。著者自装。 目次 火の魚 衢のながれ なやめる森 あまい子姉弟 運命論者 朝顔 借金の神秘 藤の宮の姫 玉蟲 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
2013年4月、龍書房から刊行された笠森勇(1939~)による室生犀星作品論。 やがて三十年ほど前のことになるが、犀星の小説をすべて読んでみようと思って一つひとつ読み始めた。全集所収作をまず読んでから、次には単行本に所収のものへ移り、ちょうど未刊行…
1946年5月、南北書園から刊行された室生犀星(1989~1962)の長編小説。1935年発表の『復讐』(竹村書房)と同一内容。 目次 意馬心猿の徒 無賴な學問 衞子 惡い兄弟 繭子 穴 鐵の鎚 贈物 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1922年7月、新潮社から刊行された室生犀星(1889~1962)の中編小説。中編小説叢書第5。 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1938年6月、京文社書店から復刊された室生犀星(1889~1962)の評論集。 目次 (1) 詩は優しい春のやうな感情である (詩の本質、精神の籠つた仕事) (2) 詩は愛である (愛あるもの、街や郊外) (3) 一つの林檎 (林檎をどう詩にかくか、いろや勾ひ…
2021年2月、五柳書院から刊行された井坂洋子(1949~)による室生犀星論。カバー写真は谷田昌平(協力・殿岡聡志)。五柳叢書110。 目次 はじめに 犀星の女ひと 犀星の俳句 朔太郎と犀星の自画像 むすびに 晩年の詩集 あとがき NDLで検索Amazonで検索
1948年10月、東西社から刊行された室生犀星(1889~1962)の童話集。装幀は小穴隆一、挿画は鈴木壽雄。日本童話選・中級。 目次 ねずみの兄弟 二人のおばさん おにぎり 蟻の町 鮎吉、船吉、春吉 あとがき 磯部忠雄 NDLで検索Amazonで検索日本の古本屋で検索…
1943年12月、全國書房から刊行された室生犀星(1889~1962)の随筆集。著者自装。 目次 序 借景 築地 詩人の別れ 下界 若い牛 蟻と象 齒の世界 壕の中 向日葵 旅路 神國 初冬 書物 或夜 魚と鳥 胴察 藤村先生 秋聲先生 はるぜみ NDLで検索Amazonで検索日本の…
1922年12月、京文社から刊行された室生犀星の第7詩集。 この詩集がはしなく忘春と名づけられたのも、今から考へると何となく相應しいやうな氣がする。さまざまな大切なものを忘れて來たやうで、さて気がついて振り返つて見ても何ひとつ残つてのないやうな私…
1923年1月、京文社から刊行された室生犀星の短編小説集。著者自装。 それ全體が珠玉(たま)でないかぎり別に大したものではなからう、――しかしところどころ珠玉のやうなもの、或ひはそれに似たやうなものがないとも限らない。何故だといへば時に非常に拙い…
1943年8月、櫻井書店から刊行された室生犀星の句集。著者自装。 目次 新年 春 夏 秋 冬 雜 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1918年9月、感情詩社から刊行された室生犀星の第2詩集。装幀は恩地孝四郎。画像は日本近代文学館の復刻版(1980年)。 目次 一部(故鄕にて) 小景異情その一 小景異情その二 小景異情その三 小景異情その四 小景異情その五 小景異情その六 旅途 京都にて 流…
1960年1月、有信堂から刊行された室生犀星の随筆集。表紙は岸田劉生。 目次 神がかりの文章 鬼籍の翡陶 神がかりの文章 客 自分の本 手巾 老乙女の詩集 刈藻 ひとのあけくれ 冬のない人 ゆめのほそみち 机のほとり 天皇の明り 行ひと粧ひ 大つごもり 年頭 骨…
1946年3月、コバルト社から刊行された室生犀星の短編集。装幀は東郷青児。コバルト叢書第7。鱒書房(1940)の復刊。 目次 乳房哀記 抗議 衢の宿 男信ずべからず 偶然の祕密 NDLで検索日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1947年6月、新日本社から復刊された室生犀星の長編小説。元版は新潮社版(1936)。 目次 帆前船館にて 惡い歴史 正體 獵るひと獵られる人 場末 振子 日本の古本屋で検索ヤフオクで検索
1943年6月、朝日新聞社から刊行された室生犀星の評論集。著者自装。 結局庭といふものも甚だ精神的なものであつて行けども路は盡きることがない。初め竹などを植ゑてゐたものが松を植ゑるやうになりり、そして十年も経つともう地面ばかり凝乎と見てくらすこ…
1957年7月、冬至書房から刊行された室生犀星の詩集。 昭和十二年四月終りに私は満州に旅行した。大連、奉天を経て奥地哈爾濱に入り哈爾濱には一週間滞在した。旅行ぎらずな私の生涯でもつとも長期長途に渉る旅行で、帰来『大陸の琴』といふ長篇小説を書いて…
1942年4月、小学館から刊行された室生犀星の童話集。装幀は恩地孝四郎、挿画は大石哲路。画像は裸本。 私が童話といふものをかいたのは、ここ一二年のうちでありまして、童話作家としてはまだ國民學校の生徒と同じであります。けれども、私もいよいよべんき…
1927年6月、椎の木社から刊行された室生犀星の詩集。画像は1973年の冬至書房版。付録は室生朝子「詩の初出について」。 目次 山の王座 詩歌の城 神々 雪汁 冬の情 寒い庭 垣間見る 川原 山の上 石垣 結城 昨夜 枯木 王座 田舎道 しぐれ 松が枝に 冬すみれ し…
1947年10月、東京出版から刊行された室生犀星の短編小説集。 近作のみを集録した。この時代は何を見ても、その現象は小説的であり深く衣食生活にもとを発せざるはない、そして個人的の悩みといふものも、日本といふものが初めて限を開かされた時代であるから…
1988年4月、リブロポートから刊行された室生朝子のエッセイ集。デザインは吉富浩、本文写真は千葉春雄。 目次 石段の下の家 仔犬とピアノ 小学校入学 引っ越し 犀星の庭造り 金沢小立野の庭 最初の受賞 犀星と朔太郎 朔太郎の見合い 父母の躾 犀星の門松 文…
1940年12月、小山書店から刊行された室生犀星の短編小説集。 「いとど寺前」と「草山水」とは私の庭から續いてゐるやうなきれぎれに光る風俗情景であって「くちなは」を入れるとさらに一作家の日常生活のほどがわかる。「緑色の日記」もそこにならんでゐる雑…
1966年3月、「ひるがほ抄」編輯所から刊行された室生とみ子の遺稿集。編集は室生朝子。装画は安西啓明。 母の死後父と一緒に、母の部屋の箪笥の整理をしていた時、思いがけず沢山の原稿類を見出した。父は母が何か書いているらしいことは知っていた。その微…